アマゾンプライムビデオで34年ぶりに復活する『風雲!たけし城』の追加キャストが発表され、話題を集めている。
「たけし城の城主を務めるビートたけしさん、攻撃隊長を務める谷隼人さんはオリジナル版から続投するものの、家老・家臣役はバナナマンの設楽統さんと日村勇紀さん。たけし城を守る配下の3つ城の城主として、くりぃむしちゅー・上田晋也さん、渡辺直美さん、市川猿之助さんと豪華メンバーが顔をそろえました」(テレビ誌編集者)
一方、本家版でお馴染みのメンバーがいないことに一部ファンからは、悲しみの声が上がっている。
「レギュラー守備軍団役のたけし軍団や、家老役のそのまんま東さんの名前がなかったんです。たけしさんが‘18年3月をもってオフィス北野から独立して以降は、これまでセットのように出演していたたけし軍団との絡みがなくなったことで、不仲説なども浮上しています」(ネットニュース編集者)
SNS上でも、
《たけし城復活とたけし軍団絶縁のニュース同時に見るの悲しいな》
《たけし軍団がいない辺りお察しするね》
といった声があったが、今回たけし軍団が出演していない理由をTBS関係者はこう語る。
「アマゾンは外資系とあり、数字にシビアです。今回復活させるにあたり、“たけしさん以外はアマプラの視聴者に受ける、旬なキャスティングをしてください”という指令があったそうなんです。そうなると、高齢になってしまったたけし軍団は外さないといけませんからね」
TBSサイドが恐る恐るキャスティングの件に関して相談したところ、意外にもあっさりOKが出たという。
「“アマゾン側の意向もあり、メンバーを一新したい”と伝えたところ、たけしさんは“配信番組の事情は分からないから、今回はそちらにキャスティングを任せる”と、快諾してくれたそうです。谷さんが継続になったのは、“谷隊長”は海外にもファンが多いからだと聞きました」(同・TBS関係者)
たけしが口を出さなかったのは、テレビ局の大物MC離れの影響もあるのでは? との声も。
「スポンサーが重視する13歳〜49歳の視聴者をターゲットにしたコア視聴率がヒットの指標になったことや制作費の削減で、令和に入り大物MCたちが番組から卒業したり、長寿番組が終了するケースが増えています。たけしさんほどの人気や実績があっても、時代の流れ的にいつ番組が終了してもおかしくありません。たけしさんもそんなテレビ業界の事情は知っているでしょうから、“軍団を使ってくれ”など無理を言わないほうが賢明だと思ったのでは」(テレビ局関係者)
顔ぶれがガラリと変わったシン・たけし城。“オリジナル版の方がよかった”という声が出ないぐらい、面白い番組になることを期待したい。