《許可を取っていたとしても素人の方をイジるのは失礼かと。内容によっては家族愛のヌードバーが激高して問題になるのでは?》

 メディアに取り上げられた際に、久美子さんをはじめとした家族を大切にしている、愛している姿が物語られたヌートバー選手だけに、最愛の母を“イジられた”ことを知った時の胸中を心配する声も。

「スポーツ選手に限らず、特に外国人は家族を“口撃”されることに不快感を示すイメージはあります」とは、ハリウッドを含めた海外エンターテイメント事情に詳しい芸能ライター。

家族をネタにされて激怒したウィル

ラーズ・ヌートバー選手の母親・クミコさんとツーショットを撮るテレビ朝日の三谷紬アナウンサー(本人のインスタグラムより)
ラーズ・ヌートバー選手の母親・クミコさんとツーショットを撮るテレビ朝日の三谷紬アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【写真】キンタロー。が反感を買った、ヌートバー母・久美子さんのモノマネ

 2022年3月の『第94回アカデミー賞』授賞式で、ウィル・スミスが司会のクリス・ロックに平手打ちをお見舞いする騒動が起きたのは記憶に新しい。

「この時、司会を務めたコメディアンのロックは、ウィルの妻で脱毛症に悩むジェイダ(・ピンケット・スミス)に対して、髪を短く刈り上げた女性兵士が主人公の映画に例えてジョークを飛ばしてしまった。

 不快の表情を浮かべたジェイダを見て行動に出たウィルですが、もちろん如何なる理由があろうとも暴力行為は許されませんが、“家族の尊厳を守った”と彼を擁護する、称賛する声も多かった印象ですね。

 彼らは時に自分自身がジョークのネタにされる、それこそモノマネされることは許容しますが、愛する妻や子どもら家族がバカにされる、好奇の目に晒されることは許せないというケースは多いと思います」(同・芸能ライター)

 久美子さんのインタビューも掲載した『文春オンライン』の記事(3月9日配信)によると、現地時間の2023年1月15日に開催されたセントルイス・カージナルスのファンイベントで、

《僕はママズボーイ(=お母さんっ子)だから。彼女を笑顔にしてあげられるのは、とてもクールなことなんだ》との、母への感謝を述べていたというヌートバー選手。

 キンタロー。によるモノマネは正式披露されたわけではないのだろうが、“外野”が余計な水を差して親子の笑顔を奪わないようにしてもらいたい。