公益法人JKAと競輪場の回答は
競輪とオートレースを統括する公益法人JKAに、野次問題について話を聞いた。
「公営ギャンブルにとって野次は日常なため、こちらからアナウンスすることはありません。野次の内容次第では、レース場の警備員が注意喚起をする場合もあります」
(広報部)
との回答に留まった。そこで、問題の野次があった松山競輪場に問い合わせたところ、
「具体的な野次の内容までは把握できていませんが、(準決勝のあった)3日目に選手側から酷い野次があったので、注意喚起をしてほしいという要望がありました」(担当者)
普段は酷い野次やマナーを守らないファンには、警備員が直接注意をしているという。
「グレードレースの最終日は多くのファンが駆けつけることもあり、幅広く周知してもらうため急きょボードを作成しました。このようなボードを作るのは今回が初めてです。引き続き、酷い野次がある場合は警備員が直接注意するなどして、対応していきます」(担当者)
約3年ぶりにコンサートやスポーツ観戦の熱気が戻ってきただけに、周りの迷惑になる度を超えた野次や行動は控えてほしいものだ。