「昨年11月に江口容疑者の母方の祖母が老衰で亡くなり、事件の直前、あとを追うように祖父も病死したんです。祖父は道端の雑草をきれいに抜いて歩くなど見えにくい地域貢献を重ねて地元で愛された人物で、事件前日に葬儀があったばかり。葬儀では無職で肩身が狭かったんでしょうか」(地元の女性)
江口容疑者は犯行当時、自宅で酒を飲んでいた。泥酔状態ではなかったようだが、過去のSNSで《普段家では飲まない》と明かしているから珍しい。
警察の取り調べに対し、
「自宅において、寝ていた実の妹を包丁で数回刺して殺そうとしたことに間違いありません」
と容疑を認めている。
「包丁は自宅の台所にあったもの。警察官が駆けつけたときは家にいて暴れるようなことはなかった。これまでに容疑者にかかわる相談やトラブルはなく、犯行動機などを調べている」(捜査関係者)
精神的に不安定なところも…
格闘技関係の知人はこうつぶやく。
「精神的に不安定なところがあり、本人もそれを自覚していた。なぜこんなことをしてしまったのかわからないが、どこかかわいそうに感じる部分がある」
地元の知人男性はこう話す。
「身体はゴツいし顔もいかつい。でも悪い男じゃないんだ」
動物にありったけの愛情をそそぐ心やさしき格闘家。どんな背景があったにせよ、寝込みを凶器で襲う卑劣な犯行は、らしくない。