さらに、遺骨騒動だけでなく、最近のピン子にはよからぬ噂も聞こえてくる。
「よくも悪くも大御所気質というか……実績は確かに申し分ないのですが、自分の好きなように現場を仕切ることもしばしば。そうした振るまいが煙たがられた結果、どのテレビ局もピン子さんの起用を敬遠するようになりました」(制作会社関係者)
橋田さんに誘われたという理由で2010年には熱海に移り住んだピン子。だが、その様子について住民に聞いてみると、一同が眉をひそめる。
「とにかくうるさいし文句も多いから、熱海では乗車拒否しているドライバーもいますよ。私も乗せたくないね」(地元のタクシー運転手)
地元民から慕われていた橋田さんとは、雲泥の差だ。
「場所とか周りの人に気遣いはなくて、テレビと同じで自分中心にワーワー騒いでいます。行きつけの飲食店での行儀の悪い姿も度々見かけますが、店主も困り果てていますよ」(近所の住民)
石井氏が明かした“ピン子外し”の真相
次第に表舞台での露出が少なくなり、公私共に悪評がつきまとうピン子。“ママ”の追悼ドラマからも声がかからなかったというのは、さすがに同情の余地もありそうだが……渦中の当事者である、プロデューサーの石井ふく子氏に話を聞いた。
「今回のドラマに出てくださる『渡鬼』のみなさんは、こちらからお誘いしたわけではありません。誘わなくとも“橋田先生にずっとお世話になったから、何か役に立ちたい”“セリフはなくてもいい、ギャラもいらない”と言ってきたので、主人公が営むおにぎり屋さんのお客さん役で出てもらうことになりました。ピン子さんからは、ひと言もなかったので出演していないだけです。外したわけではありませんので、文句を言われる筋合いはない」
“渡鬼ファミリー”を集める意図はなく、おのおのの意思で自然とそろっただけ。しかし、ピン子からのアプローチはなかったという単純な話だ。
「『渡鬼』の記念作ではなく、橋田先生を偲んで、ということです。新しいメンバーでやろうと思って、橋田文化財団の賞を取った坂本冬美さんや仲野太賀くんにも出てもらい、主人公はイメージにピッタリな相葉さんにお願いしました。みなさんスケジュールを調整して出てくださって、うれしかったですよ」(石井氏、以下同)
ピン子を排除するつもりはなくとも、遺骨にまつわる言動には思うところがある様子。