さらに4月13日、記者が実際に『ボン・ヴォヤージュ』を訪れてみると、たしかに40周年記念グッズを買い物かごいっぱいに詰め込んでいる客は多い。が、一部のグッズには《こちらの商品は、1回の会計でおひとり様3点までご購入いただけます。》との注意書きが見受けられるも、ほとんどが個数制限なく購入できるという。
外国人転売ヤーには影響がない
1度会計を済ませた後に再入店して、同じグッズを購入するのも可能とのことで、『ボン・ヴォヤージュ』に限っては販売される記念グッズは転売ヤーにとって“うまみ”がないように思える。
ということは、ツイート投稿された“フェイク赤ちゃん”一行は、やはり一概に転売ヤーとも言い切れないような……。
「40周年の関連グッズは、発売日の4月10日から12日までの間は混雑緩和のために予約制とする入店制限が設けられていました。いち早く手にしたいファン、そして遠方に住んでいて来られないファンにとってはやはり“レア”に映ると思います」(前出・物流ライター、以下同)
たしかに『メルカリ』では、すでに大量の記念グッズが出品されている。
「また昨年もそうでしたが、ディズニー関連グッズを転売しているのは外国人も多く、中でも中華圏が多数をしめる印象です。彼らの市場はもとより海外に住むファンであるため、個数制限に関係なく買える分だけ買っていくんですね。
また元締めの指示による買い付けであれば、事前に詳細を調べることはしないでしょうし、購入制限があった場合の保険としての人形持参もあるかもしれません。まあ、本当に“ドール”として、家族として大事にされている人形であれば雑に扱うことはしないと思いますが、どうなんでしょう(苦笑)」
1年後にはどうなっていることやら。