女性患者の下半身を撮影するなどして逮捕・起訴されていた東京・豊島区の『大塚南口駅前脳神経内科クリニック』院長の西田隆容疑者が、別の女性にも同様の行為したとして再び逮捕された。
捜査関係者によると、西田容疑者は、2021年10月から12月、7回にわたり、20代の女性患者に対して医療行為と偽って下半身を触り、さらにはメガネ型のカメラでその様子を撮影するなど、わいせつな行為をした疑いが持たれている。
警察の取り調べに対し、容疑者は「すべて黙秘します」と供述しているというが、容疑者宅から押収したパソコンからは複数の女性の動画が見つかっていて、警視庁は余罪があるとして引き続き捜査を進めている。
『週刊女性PRIME』は事件当時、このおぞましいハレンチ医師の素顔に迫っていた。
(以下、2023年3月12日に配信した記事を再掲載します)
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「僕は男性だからかもしれないが、診察中、妙なことはなかった。気になったのは、院長以外の医師や看護師、スタッフがひとりもおらず、患者さんも僕以外いなかったこと。駅前で立地条件はいいのに、これで病院経営が成り立つのかなと思った」
と男性患者は振り返る。
診察を装って20代の女性患者にわいせつな行為をしたとして警視庁捜査1課は8日、東京都豊島区の『大塚南口駅前脳神経内科クリニック』院長の西田隆容疑者(54)を準強制わいせつの疑いで逮捕した。
女性患者の“下半身”動画が50本以上
事件は2年前の10月25日、同クリニックの診察室で発生した。
「婦人科の検査と称し、女性患者の下半身を約1時間にわたって触った。その様子を小型カメラを内蔵した眼鏡型スパイカメラをかけて盗撮していた。押収したパソコンからは、内診台に座らされるなどした複数の女性患者の下半身が映った動画が50本以上保存されていたようだ。捜査当局はほかにも被害者がいるとみて調べている」(全国紙社会部記者)
慎重な捜査を経て、触診も、盗撮も、診察に必要のない行為と判断されたという。
ところが西田容疑者は、
「診察の正当性を担保するため撮影した」
などと供述。容疑を否認し、あくまで医療行為と言い張っているという。
病院のホームページなどによると、西田容疑者は青森県出身で防衛医科大学を卒業後、医官として全国各地を転々。その後、勤務医として実績を積み、開業にこぎつけたとしている。専門は脳神経内科で、特に認知症の専門医・指導医としてほかのドクターを指導する立場にあった。
同クリニックは2020年7月に開業。診療科として脳神経内科、内科、婦人科を持つが、実情はというと……。