「ぼったくり用の店だから看板もないんだと思うよ。あと店は夜営業だけだから、昼間は別の会社に又貸ししていたみたいだし。まぁ本当はビルの契約違反だけどね」(同ビルに店を構える店主)

雑居ビル向かいのコンビニに“いかつい男”

 さらには衝撃の現場も目撃していて、

「真向かいにあるコンビニのATMで、若いサラリーマン風の男が金を下ろしていたんだけど、そのうしろでいかつい男が立っている姿をちょくちょく見かけたよ」(同・店主)

 犯罪の片棒を担いだサクラの女性の4人のうちの2人は、東京都渋谷区に住む19歳と神奈川県秦野市に住む19歳で、いずれも未成年。

 残り2人は成人しているので、警察によって名前が公表された。ひとりは新宿区に住む青木真彩容疑者(20)。歌舞伎町からほど近い場所に築1年、11階建て、ワンルームのマンションで暮らしていた。家賃は月13万円近く、いかにぼったくりの手助けで得られる報酬が高かったかがうかがい知れる。だが、彼女を知りうる手がかりはまったくなく、ここまでだった。

 最後のひとりも新宿区に住む熊倉唯佳容疑者(23)。自宅は築1年、13階建て、ワンルームで家賃月11万円ほどのマンション。近隣を聞き込むも、やはり彼女を知る住民は皆無だった。しかし、ネット上には熊倉容疑者の経歴を知ることができる痕跡があった。