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ー 間違えられたファンへのフォローなし

 5月14日、KAT-TUNが6都市20公演を回ったアリーナツアー『KAT-TUN LIVE TOUR2023 Fantasia』の全公演を終えた。

亀梨和也さんの誕生日である2月23日の福岡公演を皮切りに、約3か月をかけて大阪、宮城、愛知、神奈川、静岡でのコンサートを開催しました。コロナ禍以降初の“声出し解禁”ツアーで、全国のファンを熱狂させました」(スポーツ紙記者、以下同)

 新旧織り交ぜたセットリストが披露されたが、今回のツアーで話題になったのはそれだけではない。

「『アポなし生電話』というコーナーです。亀梨さん、上田竜也さん、中丸雄一さんの3人がパーソナリティーの“ラジオ番組”という設定のMCで、事前に選ばれた座席番号のファンがメンバーと“生電話”することができます。まあ、“生電話”と言っても、電話の受話器のような形に加工されたマイクを通じた会話なんですが……(笑)」

 そこで、ファンはメンバーに質問をすることができる。

「“好きな食べ物”とか“女の子をキュンとさせる方法”といった質問がありました。また、Kis-My-Ft2の北山宏光さんのファンなのか、グループ全員での退所報道があったジャニーズJr.の『IMPACTors』のファンなのか、“昔KAT-TUNのバックについたことがある人の今後を応援したいけど、今は心の整理がつかない”といった相談をした女性もいました」(KAT-TUNファン

 際どい質問にも、KAT-TUNは笑いを交えて冷静に対応。

“応援したい人の判断を尊重して、思ったとおりに動けばいい”と答えていました。“僕らが言うんだから間違いない”“説得力があるでしょ”とも話しており、これまでいろいろあったグループならではのアドバイスでしたね」(同・KAT-TUNファン

 しかし、静岡で行われた5月13日の夜公演で、このコーナーを巡ってトラブルがあったようで……。

「中丸くんが読み上げた座席番号とは違う席の人が“生電話”をしていたようなんです。読み上げた席の近くのファンが“こっち!”とアピールしていたり、間違いに気づいたファンがざわめいたようですが、コーナーは続行されました」(コンサートに参加したファン、以下同)

間違えられたファンへのフォローなし

 当選者は、座席番号を読み上げられる前にスタッフから声をかけられるという。

「事前に声をかけられていたのも、座席番号を呼ばれた人とは違う人だったようなんです。スタッフが当選者の席を間違えたのか、中丸君が座席番号を読み間違えたのかはわかりません。でも、スタッフから、座席番号を呼ばれた人へのフォローはナシ。あまりにも、かわいそうですよね」

 これがツイッターで拡散されて炎上。中丸のアカウントにメッセージを送るファンもいた。

「《謝った方がいいよ》とか《Twitterのスペースでお喋りして》と、実際に座席番号を呼ばれたファンに対する“救済措置”を求める声が送られていました。メンバーに直接、質問ができる貴重なコーナーなので、今後もコンサートでの『アポなし生電話』は続けてほしいですが、こういったミスが起きないように、やり方を考え直してほしいですね」

 ミスの対応は“ギリギリ”では済まされないようだ。