しかしAさんは「やめて」とはっきりと拒否。その後キッチンの洗い物などをさせられ、帰ることにしたという。帰り際には「また今度」と、タクシー代として1万円を渡されたそう。
この一件は同誌に「濃厚接触強要」などと報じられたが、球団側は「マッサージ中に抱き寄せるなどの行為や、セクハラと受け取られるような会話は、なかったという認識です」と説明している。
結果的に女性に不快な思いをさせたこと、コロナ禍に女性を自宅に呼んでいたことなどは不適切だったが、「力ずくで…」のようなことがなかったのは社会人としての常識、いや良心で踏みとどまったのだろうか。結果的に、性加害ではなくセクハラ騒動程度で大事には至らなかったのだった。
山川の一件に戻ると、WBCのドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』に影響するのではともいわれている。この映画6月2日公開と発表されたが、仮に公開延期になったり最悪お蔵入りということになれば山川個人に損害賠償が請求される可能性も取り沙汰されている。
ワタベウェディングの件、映画の件といい、一つの不祥事で思わぬ二次被害、思わぬ迷惑を被る人というのはあるもの。だからこそのコンプライアンス徹底が大事といえよう。