4代目・市川猿之助(47)の“心中事件”がいま、世間を震撼させている。
5月18日、都内にある両親と暮らす豪邸で悲劇は起きた。2階のリビングで父・市川段四郎さんと母・延子さんが倒れているところをマネージャーが発見。仰向けにされた2人には掛け布団がかけられていたという──。いずれも死因は向精神薬中毒とみられている。半地下にあるクローゼット内の床に泡を吹いた状態で横たわっていたのが猿之助。緊急搬送の末に一命を取り留めた彼は、聴取に対し、
「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」
との供述をしているという。事件当日に発売された『女性セブン』には、《歌舞伎界激震の性被害! 市川猿之助 コロナ拡散濃厚セクハラ》と題された記事が掲載されていた。
すべての遺産を相続させたかった相手
「猿之助さんが、共演する複数の役者たちをホテルの部屋に引き入れて“隣に寝なさい”と指示し、身体を触るといった“性的スキンシップ”を求めていたことを劇場関係者らが証言。要求を拒否すると舞台のキャストから外されたそうです。加えて、コロナ禍の真っただ中だった2021年7月中に2度にわたって神奈川県内でパーティーを開き、そこでも参加者に濃密な関係を求めていたとも。5月15日の夜に直撃取材されましたが猿之助さんは“答える義務はありません”と一蹴したそうです」(ワイドショースタッフ)
警察の捜査が進み、事件の詳細は次第に明らかになりつつある。猿之助が“遺書”のようなものを残していたことも。
《愛するM 次の世で会おうね たかひこ》
このMというのは40代の役者で猿之助の付き人も務めている男性とみられている。マネージャーの女性とともにこの事件の第一発見者になったと報じられている。添えられた「たかひこ」というのは猿之助の本名だ。
「猿之助さんの遺書には“自分が死んだらMに遺産をすべて相続させたい”といった旨のことも書かれていたそうで、その寵愛ぶりが伺えます。数年前から自身が主宰する演劇プロジェクトに役者としてMさんを出演させるなどしており、地方の公演では同じ部屋で過ごすところを共演者も目撃しているそうです。つまり、その関係は周知の事実だったということ」(歌舞伎関係者)
猿之助が自分の全てを遺そうとしたのは、一体どのような人物だったのか。
前述した通り40代俳優のM氏。実は彼、父親も俳優の2世役者で、かつて20代のころに27歳年上の有名女優と交際が報じられたこともある。今回の事件が発覚してまもなく、『週刊女性』はM氏の父に話を聞いている。このようなことを語っていた。
「私は何もわかりませんが、現在息子とは連絡がつきません。無事だといいのですが、心配です。私も猿之助さんは知っていますが、魅力のある役者ですよ。パワハラやセクハラはなかったと思いますが……」