入院しての休養と区の協力で事なきを得た。そんな妻、そして2人の子どもはテレビの前で夫の優勝を願った。しかし、決勝でギャロップに破れた。
「“おいしい”準優勝だったなと(笑)。最低点を最後に叩き出すっていう。一生のネタになるんじゃないかと思いますし、本当に“らしい”なと思いますし、今はよかったなって。
あれでそのまま優勝なんかしちゃったもんなら、“え、あっち(ギャロップ)のほうがネタがちゃんとしてたじゃん”とか言われてそうなので(笑)。だったらもういっそのこと思いっきり負けて話題になったほうが結果的に良かったんじゃないかって」
今後、芸人として夫にはどのような活躍を願うのか。
「芸のことはわからないですけど、今回、マシンガンズらしい勢いみたいなところが評価されて、そしてマシンガンズらしい負け方もして。ネタがどうのではなく“いちばん笑った”というコメントをたくさん見ました。それが自分たちのやりたいものと一致しているんだったら、そのままやり続けてほしいですね」
夫へのエール
最後に、芸人として初めて(?)結果を残した夫にメッセージを送ってもらった。
「“家庭の滝沢”と“ゴミの滝沢”は、ここ何年かよく目にしていたんですけど、やっぱり芸人でこうして結果出したのは、なんかかっこよかったですね。お疲れ様とは伝えましたが、本人にはこんなこと言えないんですけど。子どももすごく応援していて、親としてお父さんが芸人として笑ってもらっている姿を見せられたこともすごく良かったと思います。
私も今回、ずっと続けているって本当にすごいなって思いました。ずっと腐っていたかもしれないですけど、それでも続けに続けてきたことってすごいな、夫すごいなと思って。だからこれからも身体に気をつけて、ノドに気をつけて頑張ってほしいなと。もうカッサカサ声で帰って来たので(笑)。面と向かってなかなか言えないですけど」
10年、ゴミを回収し続けている滝沢。今、彼の手には、10年間考えないようにしていた“芸人としての未来・成功”があるのかもしれない。