昨年、連載30周年を記念し、大展覧会やミュージカルなど“30周年プロジェクト”としてさまざまな企画が展開された『美少女戦士セーラームーン』。
友情を破ったらお仕置きよ!
アニバーサリープロジェクトはまだ続き、6月9日の前編に続き、6月30日からは劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』の後編が公開される。
そして、 '03年10月から翌年9月まで放送された実写版『美少女戦士セーラームーン』も20周年を迎えることに。オーディションによって選ばれたのは、演技初経験の美少女5人。
天真爛漫なセーラームーン(月野うさぎ)を沢井美優、天才少女・セーラーマーキュリー(水野亜美)を当時、浜千咲を名乗っていた泉里香が。霊感を持つセーラーマーズ(火野レイ)を北川景子、ボーイッシュなセーラージュピター(木野まこと)は安座間美優、アイドルを目指すセーラーヴィーナス(愛野美奈子)を小松彩夏が演じた。
このころのことをインタビューで聞かれた北川は、
「(演技が)本当に何もできなかった。スタッフがすごく厳しくて“帰れ”とか“できないんだったら、もういなくていいよ”と言われながら……。それがぜんぶ愛情なんですけど。この作品がなかったら、ここにはいないってくらい、すべてこの作品で教えていただきました」
と、語るほど特別な作品に。
小松が自身のYouTubeチャンネルで「厳しくて大変な撮影だったからこそ、すごく絆が深まった。共演者というより、幼なじみみたい」と話したように、特別な絆で結ばれた5人は、ドラマ終了後も誰かの誕生日などで集まり、定期的に“戦士会”を開催。
変わらぬ友情をSNSを通して伝えている。
この20年で人気ファッション誌に登場するモデルとなり、俳優として成功し、自身のアパレルブランドを立ち上げ……と、それぞれの花を咲かせているセーラー戦士たち。この先も5人そろった姿を見せてくれなかったら、お仕置きよ!