木村拓哉が激推しする、村上もとか先生の『六三四の剣』(『週刊サンデー』公式HPより)
木村拓哉が激推しする、村上もとか先生の『六三四の剣』(『週刊サンデー』公式HPより)
【写真】木村拓哉がしれっと“解禁”した工藤静香とのツーショット

 この“マンハラ”と同様に、他者を不快にさせるのが“アニハラ(アニメハラスメント)”だ。

 2020年10月に公開、日本歴代最高の興行収入400億円超えを記録したアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』。そのブームに乗じない映画未鑑賞者に「なんで観ないの?」などと押しつける、“キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)”なる言葉も生まれた。

 同じく世界中で大ヒットしたアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』、そして熱心なファンも多い原作漫画『SLAM DUNK』でも、「なんで観ないの? 読まないの?」との“ハラスメント”を受けたという“被害者”の声も多い。

 一方で『スラムダンク』を勧めた側にしてみれば、

「スラムダンク見た?」で“スラハラ”

《勧めた人が途中で読むことを辞めました。 この漫画が最推しのあたしとしては最後まで読まない、気にならない感性にキモさしか感じてないんやけどこれって押しつけ??》

《職場で口を開けば「スラムダンク観に行きました?」なので同僚からは『布教通り越してもはやハラスメント』と言われてしまいました》

 などと、“おもしろい作品を共有したいのに受け入れられない”ことにモヤモヤしている様子。もちろん、“スラハラ”を指摘された側に悪意は微塵もない。

「いくら自分にとっての“神漫画”だとしても、また大ヒットしている人気作だとしても、“漫画の好み・おもしろい”は人それぞれ。『マンガ大賞』でも毎年、“なんで、この作品?”“こっちの方がおもしろいのに”との賛否両論が出るのは当然なんですね。

 木村さんも“押しつけがましくなってしまうけど”と自覚しているように、ガッキーさんには好意で勧めているのは明らか。ただ、彼女の好みを聞かずにいきなり“全巻プレゼント”は……(苦笑)。置き場にも困りますしね」(前出・ライター)

 撮影で顔を合わせるたびに「読んだ?」「ハマったでしょ?」などと笑顔で迫られたら、それこそ“ハラスメント”になりかねないかも。