その『街録ch』にジュン氏が登場したのが2021年10月のこと。長髪を束ねて袈裟のような布を纏い、そして右耳に垂れ下がったトレードマークの大きな“角ピアス”。広末との結婚時から話題になった独自スタイルに変化はない。
自身の生い立ちや両親に兄弟、キャンドルアーティストになったきっかけ、震災のこと、世界平和への願いを言葉を選びながら静かに、穏やかに語るジュン氏。そして妻についても口を開いたーー。
【メディアで言われているような(派手な)感じとは本当に正反対な、本当に田舎の純朴な。あの、彼女の周りのファミリーがすごくいい人たちで、そういう憧れも強かった。ウチはあまり親戚付き合いとか、家族の仲もあまりよくないのもあったんで】
かつて“プッツン女優”とも囁かれた広末の普段の顔、彼女を取り巻く家族、環境を明かしていくジュン氏。その一方で、
【やっぱり“ザ・芸能”な感じのところでやってる方なんで、だいぶ色んなことに麻痺をしていて。同時に“これも当たり前”みたいな感じに、もう、あんまり深く考えたら辛くなるだけだから。
どこかで線を引くみたいなことも癖になっている彼女もいて、多分、いい意味でお互いに影響されたんじゃないかなって、お互いに】
ジュン氏の常識と、芸能人である広末の常識に価値観のズレが生じ続けた部分もあったのかもしれない。
広末は「ずっと頑張り屋さんなんですよ」
3.11以降は【世間からヒモって言われても仕方がないくらい】被災地を頻繁に訪れては支援活動をしてきたジュン氏。父親不在の時間も多かったようだが、
【それでも家族がちゃんと、今あるのは本当に彼女の……、ベタ褒めですけど(笑)。本当、朝早くから起きて、子どもたちのお弁当から始まり、掃除から洗濯からずっと働きながらも、“仕事行ってくるよ”みたいな感じと。
シッターさんとかおばあちゃんとか色んな親戚たちにも、とにかく自分のスケジュールで家族のフォローができない時には全部バックアップをとってくれたりとか。ずっと頑張り屋さんなんですよ】
妻の支えがあってこそ自分の活動が続けられている、また家族の形を保てたことに素直に感謝を述べる。そんな妻を側で見てきた夫だけが知る、そんな説得力がある広末の“本当の姿”が語られたインタビューだった。