12歳の次男と7歳の長女の親権は……
しかし、広末夫妻の今後ついて尋ねると、
「なにも聞いていませんし、知りません」
と、言葉少なだった。
キャンドル氏本人にも話を聞こうと電話をかけたが、発信音が鳴り続けるだけだった。
広末の望みどおり離婚することになった場合、子どもたちの親権争いに発展する可能性もある。キャンドル氏は会見で、広末が育児を放棄したことはなく、よき母であると強調していた。
『弁護士法人・響』古藤由佳弁護士によると、19歳の長男は成人しているため親権者を定めることはなく、12歳の次男と7歳の長女がその対象となるという。
「一般的に、妻の不貞が原因で離婚する場合でも、子育てを十分に行っており、今後も十分な監護養育が見込まれる場合は、妻が親権者になることは珍しくありません。ただ、不貞関係を続ける中で、長期にわたって子育てを行ってこなかったなどの事実があれば、子どもを監護養育するのに適切な生活状況ではないと判断され、妻が子の親権をとるうえでネガティブな評価がされる可能性はあると思います」(古藤弁護士、以下同)
子育ての実態が争点となる。
「広末さんが子育てに参加していないことを推認させる報道もあります。これが事実であれば、広末さんの生活状況が子の養育に適していないと判断される一因になります」
愛のままに突き進もうとしている広末。もはや、制御不能な状態だ。
「これまで数多のイケメンたちと浮名を流してきた広末さんのほうが、鳥羽さんにゾッコンですから。今の彼女には、鳥羽さんしか見えていないんです」(広末の友人)
しかし、鳥羽との間に少しずつ温度差が生まれ始めてしまい……。
「鳥羽さんにとっては、広末さんは青春時代の憧れの存在です。そんな人に言い寄られたら、のぼせ上がるのも無理はない。しかし、その熱も徐々に冷めてきているようなんです」(鳥羽氏の知人、以下同)
『文春』には、2人がホテル密会をした6月3日、広末のメディア露出が増えていることを理由に、鳥羽氏が“直接会うのを1か月ほど控えよう”と伝えたとある。
「広末さんが有名人で目立つことも一因ではありますが、大きな理由は別にあります。はじめは夢にまで見た状況に舞いあがっていましたが、家族や仕事など“現実”を失う恐怖心もわいてきた。その結果、鳥羽さんのことが好きで好きでたまらなかい広末さんの気持ちが、だんだん重荷になってきたのです。しかし、憧れの人が好意を持ってくれている状況で、適当にあしらうことはできない。そこで、表向きは“マスコミ対策”ということにしたのです」
“再々婚”を望む広末にとっては、これすら2人の愛の“障害”の1つでしかなく、恋心は燃え上がる一方だ。
「広末さんが離婚をしても、結婚については鳥羽さんに“拒絶”されると思いますよ」
広末との再婚の可能性を聞くべく、鳥羽のYouTubeに顔出し出演している父親の自宅を訪ねた。インターホンを押すと出てはきたものの、記者の名刺を目にした瞬間、
「人違いです……」
と、ドアを閉めてしまった。
昨年4月に出版されたエッセイ『ヒロスエの思考地図』には、こんな言葉がある。
《女性が“去る”時は、戻らない、振り返らない。(中略)“去る”ことに決めたのなら、もう未練はない》
仕事、夫、子ども、そして最愛の人……すべてを失った先で、彼女は何を思うのか――。
古藤由佳 弁護士
弁護士法人・響。「難しい法律の世界をやさしく、わかりやすく」をモットーに、消費者トラブルや借金・交通事故・離婚・相続・労働問題など民事案件を主に扱う。FM NACK5『島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相』にレギュラー出演するほか、ニュース・情報番組などテレビ・新聞・雑誌等メディア出演も多数