ところが“サレ夫”の柴田は、怒りに身を任せて行動することはなかった。
「ファンキー加藤さんは、不倫相手の夫が柴田さんであることを、不倫発覚後の話し合いの場で初めて知ったそうなんです。ですが柴田さんは、その場で加藤さんに激高することもなかったとか。もともと友人だったから、というのもあったのかもしれませんが、自分の妻がいちばん悪いってわかっていたんじゃないでしょうか。夫と子どもがいることを隠していたわけですから」(佐々木さん、以下同)
妻を寝取った加藤に、柴田は怒るどころか、その後も大人な対応を見せた。
「柴田さんは子どもたちの面倒をしっかり見ていて、公の場でふたりを非難することは決してなかった。子どもを通じて、加藤さんとの交流さえあったと聞いています」
広末の不倫騒動が長引く理由
一方の加藤も、柴田の元妻との間にできた子どもを認知し、養育費を支払うなど、ケジメをつけるべく動いた。
「謝罪会見を開きましたが、決して“騙された”などとは口にせず、自分の非を認めて丁寧に対応。そして、今でも当時の奥さんと結婚生活を続け、2020年には双子も誕生。W不倫という大きな騒動でしたが、当事者の寛大さのおかげでドロ沼化しなかった珍しいケースです」
芸能人の不倫はそれぞれの方法で幕引きが図られてきた。なぜ今回の広末の騒動は、これほど長引くのか。
「争っている男たちは著名人ですが芸能人ではないので、自分たちが口を開くことでどうなるのか想像できないのでしょう。男同士のプライドや嫉妬深さが働いて、話がどんどんややこしくなってしまった。そういう意味では、キャンドル氏と鳥羽シェフは人間臭さが溢れている人たちなんでしょうね」
広末の不倫騒動は、どのような結末を迎えるのか。
石川敏男 芸能リポーター。東京都出身。松竹宣伝部や女性誌記者を経た異色の経歴の持ち主。現在はワイドショーやラジオにてコメンテーターとしても活躍中
佐々木博之 芸能ジャーナリスト。宮城県仙台市出身。『FRIDAY』で取材活動をスタート、長い記者歴のなかで数々のスクープを手がける。現在はテレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中