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ハイフ施術に関連する事故や後遺症被害が相次いでいることから、消費者安全調査委員会は今年の3月にハイフ施術に関する調査報告書をまとめた。
ハイフ施術による事故や後遺症被害が多発!
特にエステサロンでの事故が増加しており、国民生活センターが2017年に注意喚起を行い、エステ業界の主要団体もハイフ施術を禁止した。
しかし、消費者事故調によると、団体に加盟しているエステサロンはわずか10%程度であり、未加盟のエステサロンでは今でもハイフ施術が行われている現状がある。
ハイフ施術の事故例としては、やけど、皮膚障害、神経・感覚障害が多く報告されている。特に顔に痛みが残る神経障害や、目の周りへの照射による神経ダメージの症状は深刻で、長期間のしびれや視力障害が残るケースもある。
エステで施術後に首にやけどの痕が残ってしまったというA子さんは、《やけどについて施術後に相談に行ったところ「ハイフはやけどの可能性もあるんですよね」で終了。事前説明はありませんでした。せめて料金を返す、火傷の薬を出すといった対応をしてほしかった。結局、自分で調べて皮膚科に行きました》と後悔している。
また、ハイフで一部の神経麻痺(まひ)を引き起こしたというB子さんは、《エステサロンで3回目のハイフ施術を受けたところ、腫れが4日間続き、口角の皮膚の感覚がなくなってしまった。時間が経ち感覚を取り戻しましたがヒヤッとしました。例え効果があったとしても、麻痺は怖い。またやってみようとは思いません》と証言。
さらに、施術者の技術のばらつきも問題視されており《この間はめちゃめちゃ痛かった》、《若い看護師さんにやってもらったら頬に肉割れみたいな線が入ってしまった》といったことも問題視されている。