【その1】2011年 準強姦罪に問われたオリンピックの英雄を擁護。
‘04年のアテネ、'08年の北京で二大会連続金メダルを獲得した内柴正人。しかし、教え子だった女子生徒に多量のお酒を飲ませ、性的暴行をしたとして逮捕。最高裁まで争いましたが、懲役5年の実刑判決が確定しています。
夫人は2011年12月7日のオフィシャルブログ内で、「内柴選手をなぜ逮捕する? 私は彼の味方をする【追記あり】」というタイトルで、内柴氏を擁護、被害にあった女性を追求しています。一文引用してみます。
《女の人(筆者注:被害女性のこと)の方から、日本の英雄で、しかも有名人で、なかなかの男前の彼に気があったと見るのは、普通だと思います。もしかして、彼女は翌日、内柴選手に何事もなかったように振舞われたことがあって、裏切られたと思っての復讐をしたと思うのは、想像がたくまし過ぎるでしょうか?》
《オリンピック二連覇の日本の英雄にクレームをつけるのなら、未成年でもその女性の名前と顔を出してほしい。そして、その時の状況を公表するべきです。》
と、具体的な根拠もなく女性を責め、これまた証拠もないのに「オリンピックの英雄だから」というだけで、内柴氏を擁護しています。
【その2】2018年 元TOKIO・山口達也氏による、女子高生への強制わいせつを擁護
山口氏が港区の自宅マンションで、自身が司会を務める番組に出演する女子高生を呼び出し、無理やりキスするなどして、強制わいせつ容疑で書類送検されました。
デヴィ夫人はこれに対し、ブログで
《たかがキス位で無期限謹慎なんて厳しすぎ、騒ぎすぎでしょう!」「KISSされたら、トイレに行ってうがいして『ちょっと失礼』と言って二人で帰ってくれば良かったわけじゃないですか。母親に電話して警察まで呼ぶなんて。そして事をここまで大きく広げるなんて、関係者、スポンサー方に与えた損害は億単位、計り知れません。みんな何を考えているのでしょうね」と書き、炎上したのでした(現在は削除)》
【その3】2019年 強制性交の疑いで、元俳優・新井浩文が逮捕された際には、示談金の金額を提案
「相手の女性とお話をして、被害届を取り下げてもらわなかったのか。たくさんの方に迷惑をかけるなら、1、2000万円でも差し上げて円満解決すればよかったのに」と発言しています。
夫人が重んじるのは「社会的地位」と「スポンサーなどの大組織」
この三つのケースをまとめると、性加害という犯罪においても、夫人が重んじているのは被害者感情という“情”や客観的な証拠という“理”でもなく、社会的地位(社会的地位の高い人はそんなことをしない、もしくは、しても許される)と、スポンサーなどの大組織、そしてそこから生まれるカネと言えるのではないでしょうか。日本はオトコ社会ですから、これら3つをすべて持っているのは男性であることが多い。そうなると、それらすべてを持つごくごく一部の男性を自然と重んじるようになるのでしょう。