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ー エンディング曲を担当する菅田将暉

 

 7月15日からスタートした日本テレビドラマ『最高の教師』。初回放送のTVerなど配信サイトでの再生回数が、2日間で100万回を突破するなど、上々の滑り出し。なかでも、最高のスタートを切ったのが芦田愛菜だ。

「芦田さんは、問題児の集まる3年D組のクラスメートからイジメを受ける役。第1話では、その被害を教師役の松岡茉優さんやほかのクラスメートの前で、涙ながらに打ち明けるシーンがありました。6分ほど続いたその熱演は、まさしく“芦田劇場”でしたね」(スポーツ紙記者)

 コラムニストの小林久乃さんは芦田の“不幸”な演技に着目している。

「これまで多くの民放ドラマを見てきましたが、泣きながらあれほど長尺での演技は見た記憶がありません。もう1人の愛菜ちゃんが自分を客観視していて、完璧な自己プロデュースができているんだろうなと。だから、愛菜ちゃんの“不幸な役”に対して、視聴者は違和感なく感情移入できるのでしょう」

 芦田の名を世間に広く知らしめた作品といえば、2010年の『Mother』(日本テレビ系)。当時5歳で、親から虐待される子どもを演じていた。

ドラマでは不幸な役を演じることが多く、それが似合っている愛菜ちゃんですが、バラエティーやCMでは明るくてクリーンな印象を受けます。そうした使い分けができる“優等生”は、愛菜ちゃん以外にいませんよ」(小林さん)

 芦田の熱演はもちろんだが、ドラマへの期待感が高まっている背景には、2019年に放送され、社会現象となった日本テレビドラマ『3年A組』の存在がある。

「『最高の教師』の監督やプロデューサーなど、制作陣は『3年A組』と同じ。高校3年生のクラスで担任と生徒が対峙するという構図も共通しています。さらに、番組宣伝用のSNSアカウントは『3年A組』のものを引き継いでおり、当初から“A組のキャストが登場するのでは”と期待する声が多かったんです」(前出・スポーツ紙記者)

エンディング曲を担当する菅田将暉

 数々の“匂わせ”をしているが、実現するとなればどのようなケースが考えられるのか。前出の小林さんが語る。

『3年A組』の生徒たちは、時系列的にはいま大学生や社会人になっているはずですよね。元生徒たちが、例えば、家庭教師やバイト先の先輩の役として、ワンカットで登場したりすると面白いなと」

『3年A組』の主演を務めた菅田将暉は、『最高の教師』のエンディング曲を担当している。ドラマへのゲスト出演はありうる?

「菅田さんの演じた教師は『3年A組』のドラマ内で亡くなってしまったので、登場は難しいでしょう。そうではなく、愛菜ちゃんが公園で座っていたら、隣にいたのが菅田さんの教えを受け継いだ生徒役の永野芽郁さんだった、みたいな。A組の卒業生たちがD組の生徒たちと関わってアドバイスするという形はしっくりきます」(小林さん)

 芦田の力を最大限引き出す“最高の演出”に期待!!