菓子折り持参で謝罪に来た両容疑者だったが…

「茨城県の関東事務所に2人で謝罪に来ました。“ご迷惑をおかけしました。ここまで大ごとになるとは思っていませんでした。やった事実は間違いないので謝罪します”などと話し、菓子折りを持参していましたが、受け取れないと断りました」(運営会社の担当者、以下同)

 今後、民事訴訟で両容疑者に損害賠償を求める考えがあるか尋ねると、

「現時点では決まっていません。顧問弁護士と相談して対応を検討していきます」

 同社には問い合わせだけでなく、励ましの声が多数寄せられているという。

「当社のお客さまにはコアなファンが多いと認識していましたが、“こんなことで負けるな。これからも店に行くから”などの言葉をたくさんいただき、正直、われわれも感動しました」

 飲食店での迷惑動画をめぐっては、企業側が行為者の責任を追及する姿勢が目立つ。食の安心・安全に敏感な消費者の理解を得る狙いもあるだろう。回転ずしチェーン『スシロー』でしょうゆボトルの差し口をなめるなどした17歳少年は書類送検され、運営会社から約6700万円の損害賠償を求められたものの7月31日付で調停が成立。調停内容は公表されていないが、スシロー側は納得できる内容などとしている。

 おろしニンニク吐き出しの代償はどれほどになるか。