「AdoじゃなくてAnoだよ〜!」
8月6日に開催された日本最大級のロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL(以下、ロッキン) 2023』の2日目。そこに初出演を果たしたのは、今やテレビで見ない日はないといっていいほどの人気者、あのちゃん(年齢非公表)。ステージにあがった彼女は同じ日に出演していたAdoの名前に引き合いに叫び、場を沸かせた──。
不思議なキャラクターや予測不可能の発言ぶりからバラエティータレントとして活動の場を拡大。そんな彼女はアイドルグループ『ゆるめるモ!』として活動後、2020年からソロアーティストanoとして活動してきた“アーティスト”としての一面も持ち合わせている。
「ただの“歌って踊る”アイドルなわけではなく、2021年からはバンド『I’s』のボーカルギターも担当、パワフルな本格ロックミュージックがファンから人気です。彼女の父親が過去にバンドマンをやっていたこともあり、幼少のころから音楽には触れやすい環境にあったようです。
そもそも、『ゆるめるモ!』でのアイドル活動についても最初は“バンドもできます”と募集要項に書かれていたから応募したと本人が語っています。『ロッキン』は邦ロックのアーティストにとっての最高峰のステージ。あのちゃんも初参戦できて相当嬉しかったでしょうね」(音楽誌ライター)
確かに嬉しかったのだろう。ライブ後に本人も《初出場、初陸上でした。最高すぎて涙も出ません本当に、あの景色は脳裏から離れません有難う御座いました》とX(旧Twitter)で報告している。
SNSにアップされた驚きの写真に「心配なら撮らないし載せない」
当日はバンドも携えてのステージ、ヒット曲『ちゅ、多様性』を含む7曲を飛び跳ねながら熱唱、オーディエンスも大盛り上がりだったというが、参加した客によれば、
「パフォーマンスは最高、オーディエンスは大盛り上がりでした。“みんなこの景色を忘れないよボク〜”と声を張り上げていましたが、最後のあたりはちょっと息切れぎみの様子でした」
そんななかでも最後まで観客に感謝を伝え、手を振りながらステージを後にしたあのちゃん。その後どうなったのかというと、
「パフォーマンスの約1時間後にスタッフの公式ツイッターを見ると、“Thanks!”の文言とともに、3枚の写真がアップされたんです。バンドやダンサーとの集合写真、ステージ上の写真とともに、終演直後と思われるステージ裏で倒れ込むあのちゃんの写真が掲載されたんです。ステージ衣装のままで仰向けになっている彼女を数人のスタッフが取り囲み、酸素ボンベを吸入させられている画像でした。目を瞑ったあのちゃん、頬も赤くなっており、心配のコメントが寄せられていましたね」(同・参加した客)
しかし、この驚きの写真がネットに拡散されると、そのスタッフの行動に疑問を呈する者も出てくるように。
《普通あんな写真載せないだろ 心配なら撮らないし載せないと思う それを撮って載せるってなんなんだろう》
《確かに心配だけど、倒れた写真を載せて何が楽しいのかな?それ違うと思う。》
《そんな写真アップしない方がよくない?》
《スタッフ自らアップってヤバいな》
倒れ込んでいるあのちゃんをカメラで撮影、それをSNSにアップするという行為について批判的な声も多くあがる結果を招いてしまった。気になるのはあのちゃんの容体だが、
「しかし、その後は運営のインタビュー取材を受けられるまでに回復しました。2日後にはプロ野球の始球式に臨んでいましたしね。スタッフがアップしたのは回復の背景があってのことだったのでしょう」(スポーツ紙記者)
つい先日(7月22日・23日)に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の“100キロサバイバルマラソン”でも、見事100キロを走り切り4位でゴールした井上咲楽さんが、ゴール直後に倒れ込んだのにしばらく放置されたことについてネットで物議が巻き起こったばかり。
炎上するのは演者だけでない。スタッフの対応やモラルも問われる時代になったということか……。