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ー 《ツイートが伸びなれけば、自腹で営業車購入費を捻出》
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ー PRの効果は絶大

 

 8月20日、神奈川県厚木市にあるパチンコ店「マルハン厚木北店」の立体駐車場で火災が起こり、2階にとめてあった車を中心に100台以上が炎上する大惨事に……。そこには、中古車買取をおこなう「車買取レンジャー」の社員もいた。社員は同日夜に、火事の動画をX(Twitter)にアップし、自身の状況をポスト。

《仕事サボってパチンコしてたらマルハンの駐車場火事になって営業車燃えて詰んだ》

 なんと、仕事中にサボっていた最中の災害だったのだ。建物から巨大な黒があがる衝撃の動画とともにツイートすると、瞬く間に拡散され、22日時点で2400万インプレッション(ユーザーのタイムラインへの表示回数)、22万いいねを獲得、“超大バズり”する結果に。

《ツイートが伸びなれけば、自腹で営業車購入費を捻出》

「車買取レンジャー」社員のツイートは2400万件のインプレッション(8月22日現在)
「車買取レンジャー」社員のツイートは2400万件のインプレッション(8月22日現在)

 翌日21日。バレるのも時間の問題だと思った社員は、正直に会社に報告することに。サボっていた上に営業車も廃車になり、決死の覚悟で告白した社員。しかし、社長から返ってきた返答は意外なものだったらしく……。

その社員が新たにツイートするかたちで、社長の“営業車1台失ったけれども、会社の宣伝が出来るなら広告費だと思って今回の件は目を瞑る”との話があったことを報告しました。しかし、“その代わり、宣伝が出来なければ……”と、ツイートが伸びなれけば、自腹で営業車購入費を捻出しなければならないことも伝えました。このツイートは有名インフルエンサーにも拡散され、お店をPRするようなURLも貼り付けてあったのですが、果たして本当に伸びたのか……結末が気になります」(ウェブメディア編集者)

 寛大な社長によって救われた社員は、早速その日の午後に再びXでPR。

《車の買取ならお任せください!
この投稿を見た方は査定額UPです!
どうか、皆様のお力でいいね&RTで僕を救ってください。
よろしくお願いします
伸びないと自腹で営業車購入費を捻出です》

 ユーモア溢れる投稿に、SNSでは

「仕事中さぼって何してんだ」

「猛省しなさい!」

 という声もあるものの、応援の声も多く寄せられた。

「なにより社長が寛大すぎる…!社員がうらやましい。私もこんな会社に就職したいな」

「めちゃくちゃ笑いました!宣伝になって欲しい」

「私見てもらいたい車があるんだけど」

 果たして宣伝の効果はあったのか?『週刊女性PRIME』は、「車買取レンジャー」に電話をかけ取材した。電話をすると、男性社員が今回の一件について回答してくれた。