2.やり返してこない人を選んで“口撃”する

 あのちゃんは『あのちゃんの電電電波』(テレビ東京)内で、タレント・ベッキーとの共演を機にX(旧ツイッター)をフォローしたものの、すぐにミュートしたと明かして

バラエティーや音楽番組を席巻しているあの(インスタグラムより)
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いました。その理由は「なんか大したことつぶやかねぇなと思って」と説明していました。ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫関係が出る前は、嘘くさいほどのポジティブで売っていたベッキーですが、不倫がバレてしまった今、もういい子ウリはできない。今のベッキーは「傷つきやすいキャラ」に方向転換しようとしています。

  先輩であるベッキーに対するあのちゃんの言いぐさは失礼ですが、ベッキーは不倫のイメージを完全に払しょくできていないため、何かあると「不倫していたくせに」と責められやすく、また傷つきやすいキャラで売っているので、後輩の暴言にキレるわけにはいきません。ちゃんと相手を見て、やり返してこない人を選んで“口撃”を仕掛けていると言えるのではないでしょうか。

3.仕事関係者を敵に回さない

 あのちゃんはスレッズで「人様の名前と悪質なねじ曲げたタイトルで金稼いでるんだから写真ぐらい通常のボブの時のや最新のものを使うぐらい配慮しろよボケ野郎。よりによってなんで10年以上ショートボブの人間の一日しかしてないミーガンの写真使ってんだよ、なめんなよ」「後 閲覧稼ぎのためのキモいタイトルの記事もういいって」と投稿しています。放送法によりテレビ局には編集権が認められていますから、タレントの発言をカットしたり、つないだりすることができる。タレントからすれば、「そういう意味で言ったんじゃない」とか「あそこはカットしないでほしかった」と、違うニュアンスで編集されて放送されることがあるでしょう。番組内でのタレントの発言はネットニュースになりますが、同じ番組を見ても、人によって受け止め方は異なるもの。なので、タレントからすると、テレビとネットニュースを通過することで「そう言う意味で言ったんじゃねーよ!」と言いたくなることはたくさんあることでしょう。ですから、あのちゃんの激おこもわからないではない。けれど、過激に罵りながらも、媒体名は明かさないのがあのちゃんの賢いところだと思うのです。ここで媒体名を明かしてしまうと、記事を配信した側にもメンツがありますから、悪質呼ばわりされたら黙って引き下がるわけにはいかず、オトナたちがたくさん出てきて、ヤバいことになるのは目に見えている。何を言っていいのか悪いのかが、あのちゃんはよくわかっているのではないでしょうか。