目次
Page 1
ー 驚愕の時効当せん金
Page 2
ー 「宝くじ」の歴史
Page 3
ー 高額当せん者だけに渡される冊子がある!?

 

 9月2日は、「宝くじの日」。

「く・じ」の語呂に合わせ、昭和42年に制定された「宝くじの日」は、毎年、手元にある宝くじ券が当せんしていないか、引き換え漏れがないかを呼びかけする日でもあるのだそう。

驚愕の時効当せん金

「当せん金の時効は1年ですので、それを過ぎてしまうとお受け取りいただけなくなります。2021年の実績でいいますと、宝くじ全体の112億円分が時効当せん金、つまり受け取られなかった賞金になります」

 そう話すのは、みずほ銀行宝くじ部の担当者。なんと112億円(!!)が受け取られないまま時効を迎えてしまったというのだから、「確認した」という人も見間違えている可能性も考慮して、いま一度、宝くじ券の番号を目を皿のようにして確認してほしい。

「'21年でいえば、ジャンボ宝くじやロト6、ナンバーズなどすべての宝くじの年間販売実績額は、8133億円に上ります」(みずほ銀行宝くじ部、以下同)

 総務省が'10年に公開している「宝くじ受託業務について」という資料によれば、宝くじの売り上げの約45%が当せん金として分配される。

 '21年でいえば、約4000億円の当せん金のうちの112億円が眠ったままということになる。が叶(かな)っていたかもしれないのに、およそ2.5%が気づかないうちに……不注意では済まない話だろう。

サマージャンボ(上)と年末ジャンボ(下)
サマージャンボ(上)と年末ジャンボ(下)