インスタと異なりYouTubeのコメント欄は閉じられて
一部スポーツ紙の報道では、加護はすでに弁護士に対応を相談しており、写真付きで報じた一部週刊誌や続報する一部メディアに対し、法的措置を検討しているという。また、ネットからも「事実無根ならば週刊誌を相手取って訴訟を起こした方がいい」との声も出ているが、
「過去に、有名プロ野球選手のAさんと関西の大物組長が一緒の写真が週刊誌に載ったことがありました。その組長は野球賭博に関係していて、彼にもその疑いがあると週刊誌が報じたのですが頼まれて写真を撮っただけ、しかも組長は建設会社社長と名乗っていたとAさんは反論し、週刊誌を訴えました。結果、その主張が認められ週刊誌サイドは多額の賠償金の支払いを命じられるといった一件がありました」(写真誌記者)
しかし、加護はタレントであり、“イメージ”が特に重要な立場にある。2021年に女優の片瀬那奈が当時同棲していたIT経営者の男性がコカイン所持で逮捕されたことを報じられた際、本人が身の潔白を証明しようと薬物検査を受けて陰性の結果が出たが、その“グレー”なイメージは拭い去れなかったのか、のちに所属事務所を退所したという事例もある。
「テレビなどのエンタメ業界は“替えが利く”タレントの場合、 “グレー”なイメージのタレントを極力使いたがらなくなって久しい。加護さんは今回の件が『事実と異なる』といった旨をインスタにもアップしており、ファンによる応援コメントが寄せられているのですが、YouTubeでの釈明動画のほうはコメント欄が閉じられています。ネガティブな意見がくると想定してのことでしょう。
彼女が今後もマスメディアに出演したいということであれば、早急な“勝訴”が求められますが、テレビ業界内では“あの(記念)写真はインパクトあるよね……”と、起用する側の懸念を示していますよ。今回の件が彼女にとって致命傷になった可能性もある」(テレビ局関係者)
反社との写真が流出し、イメージを下げることになった芸能人はこれまでもいたが、今後は「友達の友達」にも気をつけなければいけないということになるだろう。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> 宮城県仙台市出身。『FRIDAY』で取材活動をスタート、記者歴37年のなかで数々のスクープを手がける。現在はテレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中