今夏の話題を独占する堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。第8話の世帯視聴率は14.9%、個人視聴率が10.1%と、ともに番組最高を更新した。
エキストラが最終回を“ネタバレ”
「第1話から第5話の無料配信総再生数は、配信開始から30日で累計2000万再生を超えるなど、TBSドラマ史上最速を記録。独占配信中の『U-NEXT』でも多く視聴されるなど、配信でも好調です」(テレビ誌編集者)
第8話の放送前には番組公式X(旧:Twitter)が、
《放送中に重大発表が、2つあります。SNSやニュースでネタバレされる前に冒頭から一緒にリアタイで見ませんか!》
と投稿。一部メディアで続編制作が決定したと報じられていたこともあり、
《ドキドキ…なんだろ… 続編決定?映画化決定??》
と、続編を期待する声が溢れたものの、放送後に発表されたのは9月10日の本編放送前に『緊急生放送150分SP』が放送されることと、9月17日に開催されるファンミーティングの告知だった。
「“放送中に重大発表”と書かれていたものの、実際は第8話の本編終了後の発表でした。またテロップでの短い告知だったため、SNSでは“重大発表って生放送ともう1つは何?”と発表の内容を把握できていない視聴者がいるなど、がっかりする声も見られました」(ネットニュース編集者)
またネットのテレビ表では、9月10日に生放送特番が放送される時間帯が「内容は未定」と記載されていたことから、
《重大発表は来週の9話直前のゴールデンSPの告知だろう。EPG(電子番組表)ではラインナップ未定となっている》
と、事前に“ネタバレ”している状態だった。今回は発表されなかったものの、あるエキストラの投稿から続編は決定していると予想する人たちも。
「8月26日に最終回の最後のシーンのエキストラに参加してきたという女性が、“運が良くて目の前で堺雅人さんと阿部寛さんとすれ違うシーン”だったと投稿しているんです。
この日は300人のエキストラ募集がありましたし、日本橋で堺さんと阿部さんの目撃情報もSNSで上がっていたので、投稿の信ぴょう性は高い。2人がすれ違って終わるのであれば、実現するかはともかくTBS側は続編を考えているということでしょう」(同・ネットニュース編集者)
回が進むごとに盛り上がりを見せ、SNS上では“考察”をする人も多い。しかし考察ブームを懸念するテレビ関係者も。
「第7話で堺さん演じる主人公に別班メンバーが銃殺されるシーンがありましたが、7月にTBS公式YouTubeで公開された動画内では別班メンバーの1人である西山潤さんが、入院着で点滴をしながら動く姿のシーンが使用されているんです。それに気づいた視聴者が“別班メンバーは生きている!”と盛り上がっています。
でも映画や海外作品では本編で使用されていないシーンが予告で使用されることは珍しいことではないんですよね」(映画ライター)
ただの没シーンを使用しているなら、バッシングが起きる可能性も。
「本当に生きているなら“匂わせ”としては雑ですし、別班メンバーが今後登場しなければ“伏線が回収できていない!”と怒る視聴者が続出するのは目に見えています。
ネット上では“こういう風に終わってほしい”と過度な期待をする“考察班”も多く、ハードルが上がっているため、多くの視聴者が納得できる最終回にならなければ一気にバッシングされてしまう可能性も」(同・映画ライター)
社会現象を巻き起こす『VIVANT』だが、最終回まで視聴者のハートを掴むことができればいいが……。