最も株を上げたのは、井ノ原

「東山さんが社長に就任したのは、外部から人を招き入れるよりも、タレントとのコミュニケーションを円滑に図れるからだそう。メインキャスターを務めていたテレビ朝日系のニュース情報番組『サンデーLIVE!!』など、いくつかの仕事をすでに降板しており、会見で東山さんは社長業に専念するべく“夢を諦めた”とも話していました」(スポーツ紙記者、以下同)

 社名変更については、所属タレントたちに事前のヒアリングが行われたという。

社名はジャニー氏の名前でもありますが、タレントが培ってきたエネルギーやプライドでもあるとして、継続されます。ただ、会見の終盤で東山さんは“検討の余地がある”と口にしました

 4時間以上にわたって行われた会見は、テレビやネットで生配信された。

SNSのトレンドには関連ワードが多くあがり、賛否が飛び交う中で、最も株を上げたのは、井ノ原さんではないでしょうか

 その姿勢に、称賛の声が集まった。

《イノッチだけは真摯に答えてくれてるのが伝わってくる》

《井ノ原さんの誠実な話し方を見て新しい時代を作ってくれる期待が持てた》

 実際、井ノ原の応対は、ジュリー氏や東山とは少し違ったものだった。

「質問者の名前をメモして、名前を呼びかけながら答える場面もありました。司会に指名されていないのにヤジのように質問や意見をぶつける記者を、幾度となくなだめつつフォロー。自身がまだ答えていないのに次の質問に移りそうになると、司会に優しく声をかけて、しっかりと記者に向き合っていました」(芸能リポーター、以下同)

 こうした態度だけではなく、その発言内容も同様だ。

自分の言葉で素直な思いを口にしている印象がありました。ジャニー氏の性加害について、噂レベルで聞いたことはあったが、当時の井ノ原さんにとっては、それよりも“ダンスがうまくなりたい”といったことに関心があった、という言葉にはリアリティーと重みが感じられました

“感動した”との声があがっていたのが、Jr.に伝えているというファンへの思い。井ノ原は、次のように口にした。