そんな城島と同意見を持っていたのがKinKi Kids・堂本光一。会員制サイトにて、
《自分の知っているジャニーさんと違いがありすぎて何が真実でどう受け止めればいいのか、とても難しく感じておりました。彼の裏の顔を信じたくない気持ちも正直あります。》
ジャニーズイズムを体現してきた“申し子”、光一だからこその恩師への複雑な心境を吐露するとともに、
《はっきり申し上げれば自分は被害を受けていません。噂で耳にした事はありましたが、実際に被害に遭ったという話は先輩や同期や後輩から直接聞いたことはありません。》
舞台やミュージカルで多数のJr.と関わる機会が多かった彼にしても、やはり東山らと同じく「噂で耳にした」だけで、被害の全貌を掴めていないとしている。
性加害に直面する機会がなかった
しかし、被害を訴えるべく実名で立ち上がった「当事者の会」以外にも、少なく見積もっても数百人とも言われる被害者。それも、はるか昔のことではなく、ジャニー氏が死去した2019年よりわずか数年前、ごく最近まで起きていたという性加害。
それにもかかわらず、東山や光一、櫻井ら“デビュー組”にとっては「噂レベル」の話であって、“現在も信じられないような出来事”としているのだ。彼らの主張も事実だとすれば、なぜジャニー氏の性加害に直面する機会がなかったのだろうか。
「知っていたか、知らなかったかは別として、被害に遭わないタレントもいたのは事実なのでしょう」とは、ジャニーズを長年にわたって取材している芸能ライター。
被害者の告発を読み解くと、ジャニー氏が決まって犯行に及んだとされるのが、“合宿所”と称された都内のマンション。なんでも「ユー、合宿所に来ない?」との誘いから、深夜にJr.が就寝するベッドに入り込んで行為に及ぶという手口だ。