そんな中で発表された『新しい地図』の武道館イベント。ここに至るまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。
「稲垣さん、草なぎさん、香取さんは、ジャニーズを退所してしばらくはメディア露出が激減し、2019年7月に公正取引委員会がジャニーズに対して、テレビ局などに“圧力”をかけて3人を番組に出演させないようにしていた疑いがあり、注意した……などと報じられてから、次第に露出回復していったという経緯があります」(芸能ライター)
解散時の騒動が蒸し返され…
一時は苦境に立たされながらもファンに支えられ、地道な努力で活動を展開し、初の武道館イベントまで掴み取った『新しい地図』と、今まさにピンチに陥っている木村。彼らの“方向性の違い”は、解散当時から話題に上がっていた。
「木村さんはSMAPの解散が騒がれていたころ、“当初は5人で独立する方針だったのに1人だけ翻意し、そのせいで亀裂が生じた”と報じられ、“裏切り者”のレッテルを貼られて猛バッシングを浴びました。それでも、ジャニーズという巨大組織に残ったことで安定した活動を継続できていましたが、その事務所が創業者問題で崩壊寸前に。さらに、自身も空気の読めないインスタ投稿によりネット上のヘイトを集めたことで、現在になって解散当時の騒動まで改めて蒸し返されている状態です」(同・芸能ライター)
ネット上では、
《キムタク、迷走中。SMAP独立騒動の時、土壇場で身を翻してジャニーズに戻っちゃったもんだから今更辞められないし、ジャニーズ事務所と共に沈んでいくしかない》
《SMAP脱退騒動でかなりダサい烙印を押されてなんだかんだ事務所の力でまたプッシュされて来たと思ったら今回のこれやからな お人形さんや》
《苦楽を共にしたSMAPを裏切ったのが大きすぎる》
《まさか新しい地図が正解ルートとはなあ》
というように、木村に呆れつつ『新しい地図』が選択してきた道を“正解”と評価する声が。また、事務所に対して《SMAP解散してからジャニーズ弱くなった》《結局SMAP追放したのがジャニ滅亡の全てやったな》と苦言するネットユーザーも。
なお、フジテレビのスペシャルドラマ版『教場』シリーズはこれまで、2020年と2021年の年明けに放送されてきた。制作延期が報じられた最新作は、正式な放送日程も未発表だったが、とりあえず2024年の年明けは「新しい地図」が武道館で華々しいスタートを切ることが確定している。
ジャニーズ自体が弱体化している中でこの先、今度こそ、木村が正しい選択をしていけるといいが、果たして……。