お次は、立川志らく

 9月24日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、「ジャニー喜多川氏がやったことは許されるものではない。みんなジャニーズを叩きますよね」と前置きしたうえで、「ジュリーさんも、東山さんも、なんとなく知っていたけど言えなかった。我々メディアも言えなかった。じゃあ、同罪じゃないか」とメディアの罪に対しても触れています。

「今いる現役のタレントがCMを持てて、冠番組を持って、とできるように知恵を出し合うというのを芸能界がやってあればいいのに、一緒になって叩いてどうするんだ、同罪だろと思います。ジャニーズのファンたちはみんな悲鳴を上げている」

 と提案を付け加えましたが、よその事務所の不祥事をなぜ無関係な芸能人が解決するんでしょうか。

負の清算が済んでいない企業にお金を落とす

 確かにタレント本人が不祥事を起こしたわけではないのに、CMなどの仕事が奪われてしまうのは気の毒です。ただ、企業がジャニーズ事務所のタレントにCMを依頼するということは、多数の子どもに対する性加害を働いたという負の清算が済んでいない企業にお金を落とすことにつながるわけで、性加害を容認していると見られれば企業のイメージも下がってしまいます。ジャニーズ事務所は「今後1年間、広告出演並びに番組出演等で頂く出演料はすべてタレントに支払い、芸能プロダクションとしての報酬はいただきません」と発表しましたが、このスタイルであれば、ジャニーズ事務所にお金が入らないので性加害企業を容認したとみなされませんし、人気タレントの事務所からの流出を防げると事務所は考えたのでしょう。