皇室ジャーナリストが警鐘
決して感染対策を怠っているわけではないというが、相次ぐ秋篠宮家でのコロナ感染に、前出の皇室ジャーナリストは警鐘を鳴らす。
「コロナは重症化すれば死に至ったり、重い後遺症が残る可能性もあります。若い世代で唯一、皇位継承権を有する悠仁さまに“もしものこと”が起こった場合、日本の皇室制度は大きく揺らぎかねません」
悠仁さまを取り巻く警備体制の甘さも、たびたび指摘されている。'19年、当時通われていた中学校の悠仁さまの机の上に、刃物が置かれる事件が発生。それ以降、警備は強化されたかと思われたが─。
「9月上旬に、悠仁さまが通われる筑波大学附属高校の文化祭が行われたのですが、その警備体制は万全とは思えませんでした」
そう語るのは文化祭に来場した近隣住民だ。
「文化祭には事前に申請をすれば誰でも入場することができました。ですから、地元住民や他校の生徒が大勢訪れていたのです。入り口で書類等で行う本人確認と手荷物検査が一対一で実施されましたが、身体検査は行われず、悠仁さまにぴったりと警護が付いていたわけではなかったので、一般客と至近距離で接触する姿が、まま見られました。そこに、もし、悪意を持った人間がいたらと思うと……」(同・近隣住民)
こうした警備体制について、埼玉県警で要人警護の経験がある、警備会社『セーフティ・プロ』の佐々木保博社長に見解を聞いた。
「会場の人数が多いほど“すり抜け”の可能性は上がります。安倍晋三元首相の銃撃事件や、岸田文雄首相の襲撃事件でも、手荷物検査は行われていました。しかし、犯人はそれをすり抜けて犯行に及んでいます」
それを踏まえて悠仁さまの警備には改善が必要だという。
「より万全な警護のため、2段階で検査を行うべきでしょう。手荷物検査や身体検査を1人で行うのではなく、2人以上で行うことで、すり抜けは減るでしょうし、危険物を持っている人物への牽制になりえます。さらに、監視カメラを駆使した不審者検知システムを導入するなど、悪意を持った人物に対し、圧力をかけるべきです」(佐々木社長)
未来の天皇を取り巻く環境には、課題が山積みのようだ。