トレンド入り背景に“コピーパスタ”
さらに、このトレンドには不可解な点がある。複数のアカウントが冒頭の投稿を繰り返しているのだ。さらに、それに対して言及された、
《神田正輝の激やせよりも複数アカウントが同時に全く同じ文言を投稿していることの方が気色悪い》
というものも同時に複数アカウントが投稿している。
土曜日に延々と繰り返される神田正輝ツイート。これは一体誰がなんのためにやっているのだろうか。ネットに詳しいジャーナリストの渋井哲也氏によると、
「複数アカウントが同じ投稿をすることを“コピーパスタ”と呼びます。今回はその現象が起きている。
複数のアカウントが同じことをつぶやくことによってそのキーワードが検索上位になったり、トレンドになることを招くのが狙い。誰かが意図的にやる場合もあれば、自然発生的に始まる場合もあります。成功すればそのツイートへのアクセスが増え、広告収入につながる場合も。ニュースサイトが貼り付けられているパターンだと、そのサイトから雇われている場合があります」
よって多くの人が《神田正輝》を投稿することになるようだ。関係のない飲食店から怪しい釣りアカウントまでもが《神田正輝》をタグ付けする怪現象も生まれている。
「なぜ神田さんがトレンドに上がっているのかを調べる人が出ることによって、さらに投稿ムーブは広がっていくのです」(渋井さん)
今週の土曜日もまた“神田正輝”がトレンドに上がるのだろう。この無限ループはいつまで続くのだろうか。