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岸田文雄首相が9月13日に行った内閣改造で、入閣した世襲政治家は岸田首相を含む8人。新内閣の実に4割が世襲議員となった。政界には親族の後を継いだ2世、3世の政治家がゴロゴロ……。親族の威を借りる、彼ら、彼女たちに私たち国民の代表たる大役が務まるのか。
週刊女性は9月25日~26日にかけて全国の20~70歳の女性3000人にネットアンケートを実施。編集部で、71歳以下の現役の世襲国会議員34名を挙げ『期待できない議員』を選んでもらった。また『期待できない議員はいない』とする選択肢と自由記述欄も設けた。そのうえで、選んだ理由について回答してもらった。有効回答数は2891票。女性たちの怒りの声が爆発した。
「口先だけな感じが好きになれない」
第10位は、こども政策担当相として初入閣した加藤鮎子議員。33票を獲得。父親は、自民党幹事長を歴任した加藤紘一氏だ。
《大臣になるほどの実績がない》(広島県・61歳)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はどう見るのか。
「当選回数も3回でまだまだですし、入閣の適齢期よりもかなり早いことから大抜擢といえます。一方で、入閣して力をつけた政治家も過去にはいる。加藤さんが閣僚としての役割に耐え、経験を積めるかがポイントですね」
第9位は、自民党の石破茂元地方創生相。42票を獲得した。父親は鳥取県知事や参議院議員だった石破二朗氏。
《テレビで話すのを聞いていると、口先だけな感じが好きになれない》(兵庫県・46歳)
とする声が。
「石破さんの弱点を挙げれば、イザというときにグイッと前に出るパワーが足りないこと。国民としては、もっと頑張ってほしいという期待もあるのではないでしょうか」(角谷氏、以下同)