2023年1月公開の映画『レジェンド&バタフライ』の興行収入は20億円半ばにとどまり、4月放送のフジテレビ系ドラマ『風間公親-教場0-』は全11話の平均視聴率9.8%と二桁を切ってしまった。

 追い打ちをかけたのが、ジャニーズ性加害問題の煽りによって『日産自動車』や『日本マクドナルド』といった企業とのCM契約が、期間満了を持って更新をしない方向に動いてしまったこと。

「テレビ局にしてみれば、たとえ数字が物足りなくともタレントのお抱えスポンサーが出稿してくれれば、喜んでドラマ制作に着手したことでしょう。そのメリットが失われつつある今、そしてジャニーズ“直属”ではなくなる、ギャラばかり高い木村さんを起用する必要がなくなってしまうのかもしれません」

すでに“個人事務所”を設立している木村

 9月29日のフジテレビ定例会見で、同局・大多亮専務は来春放送予定だった『教場』続編ドラマが撮影延期になったことは認めるも、その理由をあくまでも「スケジュールの都合」とした。

 さらに、木村がエージェント契約を結んだ際に懸念されるのがマネジメント問題だ。ジャニーズから降りてきた仕事を受ける“窓口”が必要になるのだが……。

 キー局で報道番組やワイドショーを手がけた元プロデューサーによると、木村はすでに“個人事務所”を設立しているのだという。

“芸能プロダクションの経営”などを名目にした有限会社を設立しているんだけども、とはいえ20年前のことで、今までは税金対策を講じての役割だったんだろう。これを個人事務所として構えるのかもしれないね。

 または(工藤)静香の女性マネジャーが代表を務める個人事務所。やり手の大ベテランマネによる運営とマネジメント力、それに各方面に人脈を広げる静香の営業力と、キムタクにしてみれば整えられた環境、なんだけど……」

 勝手知ったる妻が裏方をこなしてくれるのであれば、夫としては心強く、タレント業にも集中できるというもの。芸能界には実際、そんな夫婦二人三脚の個人事務所も多数ある。