「撮影現場はめちゃくちゃ明るいですね。沢村一樹さんが真顔でボケて、佐藤二朗さんがうまい具合にツッコんだり。JPさんにいきなり松本(人志)さんのモノマネを振ってみると、“え、私ですか?”と松本まりかさんが言い出したり(笑)。みんな、ずっと笑っていますね」
と、楽しそうに話すのは橋本環奈。10月16日から始まった新ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』に主演している。
橋本環奈の金銭感覚「メリハリですよね」
警察組織にも押し寄せる経費削減の波。本庁の特別会計係の警察官・一円(橋本環奈)が派遣されたのは“お荷物所轄”と呼ばれる万町署。どんぶりすぎる捜査費や使途不明金に容赦なくメスを入れていく。
「“ザッツ昭和”な湯川刑事(沢村一樹)との掛け合いがけっこう多くて。テンポよく話しているんだけど、なんか噛み合っていない(笑)。円はちょっと天然ぽい発言もしますが、すごくお金にきっちりしていて、1円のズレも許さず、細かいことにも気づく。だけど勝手に事件現場に踏み込んじゃうようなずうずうしさもあって。“ちょっとしゃべりにくいよな、この人”みたいな癖のある役です。
第1話では怪しい感じで終わった円ですが、本当はどういう存在なのか。回を重ねるごとに面白くなっていくので、本当に期待していただきたいです!!」
節約がテーマのひとつとなっている本作。節約はするほう?
「“お金は大切に”と両親から教えられてきたので。スーパーで卵やブロッコリーが300円だと考えちゃうし(笑)。あと、電気代とガス代をセットにすると安くなるとか。家計簿を緻密につけてはいないんですが、そもそも無駄遣いや衝動買いはしないですね。そのあたりの経済感覚はズレていないと思います。ただ、旅行のときなどには一切考えず使いますけど(笑)。メリハリですよね」
円の愛らしさのひとつは、致命的に運がないところ。お守りなどをたくさん身につけている。
「私自身は運を味方につけるために、何かをするってことはないですね。自分は運が良いなと思って生きているので(笑)。
きっと気持ちの問題だとも思うんですけど、自然災害や自分の力ではどうしようもないことであっても“私がいるから大丈夫!”って言っちゃうタイプ。周りにも、謎に納得されるんですけど(笑)。あと、おみくじはほぼ大吉しか引いたことがないですね」