そもそもスマイルアップ社は、旧ジャニーズ事務所のような芸能事務所ではないはずだ。東山社長自身が2日の会見で以下のように述べている。
「今後の方針のうち、現在のジャニーズ事務所ですが、被害に遭われ、今もなお苦しんでいらっしゃる方への補償業務のみを行っていくこととします」
業務は補償のみ。そう言い切っていた。性加害問題に関する旧ジャニーズ関係者の発言は、口を開くたびに批判される状況だ。しかし、それはいわれなき批判ではないだろう。
《未成年性被害者への補償会社が「笑顔と感動の輪を、世界に」ってどういうこと?》
《被害者補償に笑顔も感動も世界も関係ない》
《補償会社が、被害者をぶん殴るかのようなキャッチコピー打ち出してたら、スポンサーが戻るはずない》
《将来廃業すると宣言している会社のキャッチコピーとは思えない。開いた口が塞がらないとはこの事》
SNSでは、笑顔にもならず、感動もしていない人の輪ができている。残念なことにネット上なので、世界には伝わったといえるが……。
世界中の皆様に幸せをお届けする
ジャニーズ新サイトへの批判はまだある。同サイトの『コンプライアンスポリシー』には以下の文言はいちばん上に掲げられている。
《私たちは、「エンターテインメントを通じて世界中の皆様に幸せをお届けする」という使命・信念のもと、株式会社SMILE-UP.・グループ会社の全ての役員、社員が一丸となって、日々の活動に取り組んでいます。》