園遊会欠席、ペルー訪問、お住まいの改修工事が同時期に
「天皇、皇后両陛下が、各界の功労者などを招いて慰労するガーデンパーティーで、140年以上の歴史があります。園遊会の前身である『観菊会』は1880年から行われ、戦時中は中断されるも1953年に園遊会として復活。当初は秋のみ行われていましたが、現在は年に2回、春と秋に開催されています」(皇室解説者の山下晋司さん)
コロナ禍以前は学業優先のため欠席されていた佳子さまは、今年の春に初参加された。ただし今回は、ペルーご訪問中のため欠席されることに。
「佳子さまが、どういう優先順位でご公務をされているのか、多くの国民は戸惑うのではないでしょうか」
そう話すのは皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授。
「園遊会は、皇室の方々がそろって国民の代表と直接相対して会話などをされる重要な場です。欠席されるのであれば相応の事情や理由が必要であり、ペルーご訪問の重要性について宮内庁がもっと国民に説明したほうがいいでしょう」(小田部教授、以下同)
ペルーご訪問中には、佳子さまが住まわれている秋篠宮邸分室(旧御仮寓所)の改修工事が進められるとも報じられた。職員の当直室をつくるための間取り変更で、費用は4600万円を上回る見通しだ。
「重要行事である園遊会へのご欠席、眞子さんとお会いになるかもしれないペルー訪問、そして改修工事……。同時期に一連の出来事が起こることに、多くの国民は“計画的”と感じるのではないでしょうか。
これでは“改修のために海外を訪問し、園遊会を欠席される”とも捉えられかねず、佳子さまのご意向を中心に公務のスケジュールが練られているようにも見えてしまいます。眞子さんとお会いになることがあれば、“プライベートな事情で園遊会を欠席されるのは掟破り”といった批判が及ぶおそれもあるでしょう」
激務をこなすプリンセスに“追い風”が吹くのは、当分先になりそうだ。