札束写真に《#詐欺師》《#被害総額》

 詐欺行為によって得た金であることを承知の上で“貢がせていた”田中容疑者。その素性について、歌舞伎町の飲食店関係者はこう語る。

「幼いころから将棋をやっていて、以前はプロ棋士を目指していたそうです。ホストになってからも将棋カフェなんかに出入りしていたみたい。腕前にはかなり自信があるようで“俺、将棋5段だから”とよく口にしていました。“自分は頭がいい”という自負があるようで、周りの人間を見下すような部分もありました」

 その様子は、SNSやネット上にも。

「田中容疑者は、ホストの裏事情を発信するYouTubeチャンネルを開設していて、そこでは“歌舞伎町No. 1ホストのお金の使い道”なんて動画をアップしています。また、TikTokライブで自身の容姿を批判するコメントが寄せられた際には“かわいそうな人種”“卑屈なバカ”と相手を口汚く罵ることもありました」(同・飲食店関係者)

「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣容疑者(YouTubeより)
「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣容疑者(YouTubeより)
【写真】札束の山を掴み《#詐欺師》《#被害総額》逮捕ホストの衝撃投稿

 さらに、周囲の人を驚かせた衝撃の投稿があったという。

「インスタグラムでは、将棋を楽しむ様子や札束だらけの写真をたびたび投稿していますが、その中に3000万円の札束の山とともに映る写真があり、その投稿には《ごめんね》《#詐欺師》《#被害総額》といった言葉がつづられていたんです。投稿された当時は何かの冗談だろうと思っていましたが、まさか本当の詐欺に関与していたとは……」(同・飲食店関係者)

 近年は、歌舞伎町周辺で売春行為を行う“立ちんぼ”の女性が急増していることが社会問題となっている。そして、そんな女性たちの多くは、ホストクラブに貢ぐ金を求めているという背景も。店を訪れる“姫”に夢を見せるホストたちだが、その資金源が犯罪行為となれば、罪の一端を担っていることに変わりはないだろう――。