ただ、ファンはそれでも怒りが収まらず、
《印象は悪いしはっきり言って詐欺ですよね》
《当選した人にしか告知されないコッソリ告知、ひどい対応ですね。会社のイメージ損ないましたね》
《企業倫理が終わってるし、商品を使っていて何かトラブルが起きた時にも不誠実で非常識な対応されそうで怖くて商品を買う気にはなれないな、製薬メーカーなので余計に……》
と、景品表示法違反であろうとなかろうと許せない様子だ。
そこで、久光製薬に問い合わせたところ、以下のような回答があった。
久光製薬の回答は?
――なぜデザイン変更があったのか。また応募期限までにデザイン変更の告知が可能だったにも関わらず、変更の告知が無かったのはなぜか。
「当社は、人権尊重についての基本的な考え方を規定した当社の企業憲章に則り、性加害はもとよりいかなるハラスメントも容認いたしません。
旧ジャニーズ事務所の不祥事に対し、今後同事務所の新経営陣が講じる再発防止策が当社の納得いくものでなければ、現在のタレント契約は期間満了をもって終了し、新たな契約も締結しないとの方針です。
これに伴い、旧ジャニーズ事務所の所属タレントを起用したCM活動を含む全ての販促活動も中止しておりますので、本キャンペーンのQUOカードデザインも同事務所に所属するタレントは使用しないデザインに変更させていただきました。
当選されたお客様への告知につきましては、当社でも当選告知ギリギリまで慎重かつ応募されたお客さまのご意向にも配慮し検討しており、その結果、今回の対応となりました」
――ネット上では旧ジャニーズファンなどが景品表示法ではないかと声をあげているが、それに対する見解と、ファンへのコメントはあるか。
「当社は、旧ジャニーズ事務所の人権問題及び倫理上問題となる行為は決して許されるものではないとの判断から、所属タレントを起用したCM活動を含む全ての販促活動を中止しております。
本キャンペーンの実施にあたり、予めお断りしていますように、このような理由で止む無く内容を変更させていただいたものであり、景品表示法に違反するとは考えておりません。
ご当選されたお客様の中には当初デザインのQUOカードを楽しみにしておられたお客様も多くいらっしゃると思いますが、当社も苦渋の決断でありますこと、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます」
旧ジャニーズタレントは、ファンの購買力が凄まじいだけに、それを見込んだキャンペーンはこれまでに多く存在した。ただ、ジャニーズが無くなり、新会社へ移行する最中、混乱はまだまだ起きそうだ。