天皇家の長女・愛子さまの前例なき道
一方の愛子さまは、天皇家の長女としては“前例なき道”を歩まれようとしている。
「大局的に見て、公務を担いにくいお立場に立たされていることもあり、大学院進学や海外留学の線が浮上しています」(小田部教授)
来たる12月1日、22歳の誕生日を迎えられ、来年3月には大学を卒業される見込みの愛子さま。今後の進路に耳目が集まるも、宮内庁は沈黙を貫いている。
「愛子さまは、学習院大学大学院へのご進学を目指し、すでに入学試験を受験された、ともっぱらの噂です。合否は判明しているはずなので、お誕生日のタイミングで進路について公表されるのではないでしょうか」(学習院関係者)
愛子さまが学習院大学大学院を受験されたかどうか宮内庁に問い合わせたところ、《現時点でお答えすることはありません》とのこと。
「学問の道を究めるであろう愛子さまは、いずれ数年単位で留学されるという見方が強いです」(宮内庁関係者、以下同)
'22年に行われた新年の『歌会始の儀』で、愛子さまは《英国の学び舎に立つ時迎へ 開かれそむる世界への窓》という和歌を披露された。
「高校2年生の夏、イギリスへ短期留学した当時の思いを詠まれると同時に、今後国際的な経験を積むことへの期待もうかがえました」
ストレートで卒業、進学された場合、大学院の卒業は'26年3月。留学のタイミングは定かではないが、いずれにしても本格的に公務を担われるのは当分先になりそうだ。
「大学院や留学といった自己研鑽を積まれることで、将来的には公務や皇室行事の担い手として、素晴らしい活躍が期待されます」(小田部教授)
プリンセスが描く青写真は、希望に満ちあふれている─。
小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代史を専門とし、『天皇家の帝王学』など著書多数