常に男役の下に置かれる立場でプレッシャーを受けるのが娘役だという。ただ、
“いじめ”改善を直訴した男役スターも
「すべての男役トップスターがいじめをしているわけではありません。雪組トップスターの彩風咲奈さんは、娘役の夢白あやさんがAさんの訃報を聞いて泣き崩れたのを見て、プロデューサーに“稽古はできない”と訴えました。断られても諦めず、理事長に“このままの体制なら、もうやりません”と直訴。さすがにまずいと思ったのか、雪組の稽古、公演ともに延期となったんです」(前出・宝塚関係者、以下同)
真風がカリスマ性のあるスターだったのは事実。日常的に周囲からおだてられ、自分を見失ったのだろうか。
「彼女を慕っていた下級生には優しいんですが、ちょっと気に入らないと当たりが強くなります。取り巻きも圧力をかけますから、ターゲットには逃げ場がありません。表情や体形にまで理不尽な難癖をつけるんですから、精神が壊れてしまうのも当然でしょう。
今年1月にも、真風さんが星風さんに対するパワハラ報道が出ましたが、“なかったこと”になってしまったことが悔やまれます。その報道をもっと重く受け止め、宝塚の体制をきちんと見直していれば、もしかしたらAさんが亡くなることはなかったかもしれません。本当に悔やまれます……」
“パワハラ”の事実関係や、Aさんへの思いを聞こうと真風の携帯電話を鳴らしたが、留守番電話にもならない。公式ファンクラブの問い合わせフォームに質問状を送るも、期日までに回答はなかった。
才能ある女性を死に追いやった“いじめ文化”。宝塚が夢の舞台であり続けるために、一刻も早くすべての膿を出しきってほしい。
【悩みを抱えている方は厚生労働省が紹介している相談窓口をご利用ください】いのちの電話 0570-783-556(ナビダイヤル)/0120-783-556(フリーダイヤル・無料) こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 #いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)0120-061-338 よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)0120-279-338