2023年のお笑い界は、ウエストランドやサルゴリラなどがブレイクする一方で、復活に向けて陰で頑張るベテラン芸人がいた。
「アンジャッシュの渡部建さんが、またバイトを始めたようです。カラテカの入江慎也さんが、一緒に写っている写真をインスタに投稿していました」(芸能プロ関係者)
渡部は以前にもバイト姿が目撃されている。
「渡部さんは2020年に“多目的トイレ不倫”が報じられ、芸能活動を休止。テレビのレギュラーをすべて降板し表舞台から姿を消しましたが、2021年になって豊洲市場でのバイトが判明。深夜から朝にかけて黙々と働き、給料はもらっていなかったそうです」(スポーツ紙記者)
無償で懸命に働くことが禊になると思ったのだろうか。
「スキャンダルの前は、TBS系の情報番組『王様のブランチ』で司会を務めるなど超売れっ子でした。2022年に芸能活動を再開しましたが、今は千葉テレビの『花田虎上のチバテレ!YAGURA』にゲスト出演したり、同じく千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』にコンビで出演するだけ。相方の児嶋一哉さんはピンでいくつもの番組に出ています」(テレビ誌ライター)
完全復帰はまだ難しそうで、渡部は活動の場をテレビ以外に求めている。
「2022年12月からラップバトルのイベント『破天MC BATTLE3.0』の総合司会に就任。Netflixのトーク番組では自虐ネタを披露しています。YouTubeのグルメ番組は、登録者数が20万人を超えました。9月には2冊目となるビジネス書を出版。コミュニケーションについての講演会も行っています」(前出・スポーツ紙記者)
状況は少しずつよくなってきているよう。
開業したばかりの麻布台ヒルズでバイト
今回目撃されたのは市場でのバイトではなくて飲食店。11月に開業した“日本一高いビル”こと、東京都港区にある麻布台ヒルズの『居酒屋うちやま』である。
「うちの社長と縁があって、手伝いに来てくれました。5時間ぐらいですかね。お客様はびっくりしていましたよ。今のところ、この1回のみで報酬などはありません」(『うちやま』の店長)
なぜまた“バイト”を始めたのか、所属事務所にも聞いてみた。
「講演の際に外食産業の方から“サービスとは何か”と問われたことがあったので、勉強の一環として始めたみたいです。事務所として何かしてるわけではなく、あくまで渡部主導でやっています。本人は“たまにやる”と言っているので、こういったお手伝いは1回こっきりではないと思います。ノーギャラですし、芸能活動に直接的な関わりはありません」
SNSにアップされた接客動画には《早くテレビにも復活してほしい》という応援コメントも。以前よりも表情が明るくなった渡部。再び“グルメ王”と呼ばれる準備は整っているようだ。