「とにかく、まずここに俺らが立てていることをありがたく思わなきゃダメ!」
2023年末の特番で、そう叫んだアンジャッシュ渡部建。地上波の全国放送に出演したのは、3年半ぶりだった。
「存在自体が生理的に無理」の声も
「くりぃむしちゅーの有田さんが司会を務めるフジテレビ系のバラエティー番組『脱力タイムズ』の特番で、『TKO』の2人と即席トリオを組んで漫才を披露しました。TKOがそれぞれ起こした不祥事をネタにしてボケると、渡部さんが突っ込む。3人は終始、覆面を被ったままで、素顔は隠したままの復帰となりました」(テレビ局関係者、以下同)
かつて後輩にペットボトルを投げつけて問題になったTKO木下が、
「お前の顔に何か投げるぞ!」
と、ボケると、渡部は、
「お前はそれで何を失った!? 事務所クビになって、周りの芸人もいなくなって、実の娘にも会えない。反省しろ!」
と、切実なツッコミを入れて笑いにする場面も。今回は覆面姿であろうとも、3人の復帰には有田の尽力があった。
「以前、アンタッチャブル柴田さんも不祥事から10年ぶりにコンビ活動再開のきっかけとなったのが『脱力タイムズ』でした。有田さんは、この番組でテレビから消えた芸人たちに復帰のチャンスを作っています」
こうした周囲のサポートによって、渡部も少しずつ活動の幅を広げている。最近では『麻布台ヒルズ』に入っている知人の飲食店で、スタッフとして店内に立っている姿も話題になった。
「しかし、渡部さんがやっていた“不倫行為”が悪すぎた。身体の不自由な人などが利用するバリアフリートイレで浮気相手と不倫していたのですから。これには、今でも嫌悪感を持つ人が多い。
不倫騒動の後、国はバリアフリー設計のガイドラインを改定。本来、必要のない人が使用することを促す“多機能”“多目的”といったネーミングを避けるようにとの指針を示しました。これには、渡部さんの不倫が少なからず影響していると言われています」(ワイドショースタッフ)