悠仁さまが生まれた後の姉たちの様子
悠仁さまが生まれた後、'06年11月の記者会見で秋篠宮ご夫妻は、弟の世話をする姉たちの様子を紹介している。紀子さまは「夕方、学校から帰宅した娘たちが悠仁の様子を見に来て、目を見つめて『かわいい』と喜び、それぞれにできる世話をしてくれるので大変助かります」と、話した。続けて両親は、生まれてくる赤ちゃんのために佳子さまが何か作っていたことを明かされた。「何を作ってたんでしょうかね。私も作っているところは見たんだけれども」(秋篠宮さま)、
「そうですね、佳子は、これから先、一緒になって遊べるちょっとしたものを」(紀子さま)、「おもちゃでしょうか。ちょっとフェルトで作ったり、触っても大丈夫なものを、時には眞子も一緒になって作っていました」(秋篠宮さま)
'14年12月、佳子さまは20歳の成年の誕生日を迎える前の記者会見で、記者たちから「ご家族についてお伺いします。ご両親と眞子さま、悠仁さまはそれぞれどのような性格で、佳子さまにとってはどのような存在ですか」などと尋ねられ、このように答えた。
「弟につきましては、私は幼いころから弟か妹が欲しいと思っておりましたので、弟が生まれたときは非常にうれしかったことをよく覚えております。年は離れておりますが、ケンカをしたり一緒に遊んだりしております。最近は姉が海外にいて、また、両親も仕事で家にいないことが多かったため、2人で折り紙をしたり本を読んだりして過ごす時間もございました」
今年9月6日、悠仁さまは18歳の成年を迎える。天皇の位を継ぐ皇位継承順位が第1位の秋篠宮さまに次いで悠仁さまは皇位継承順位が第2位で、天皇陛下や秋篠宮さまの次の世代の皇室を担う役割がある。
近い将来、悠仁さまにはこうした大きな責務を前に悩み、葛藤する日々が訪れることだろう。そんなときに、頼りになるのは生まれたときから親しみ、可愛がってもらった姉の佳子さまということになろうか。家族の中でも佳子さまの存在がより大きく重くなる、そんな2024年かもしれない。
<文/江森敬治>