容疑者のスマホを見て、SNSでやりとりしていた女性と個別に連絡をとり、「リュウセイとの関係を教えてほしい」などと交渉。元交際相手を含む複数の女性から話を聞くなかで容疑者の化けの皮が剥がれたという。
「5股以上はかけられていました。口説く手口はほぼ同じで、SNSで誘って実際に会ったときに羽振りのよさを見せつける。高級焼き肉店ではメニューを眺めて“上から下まで全部”と頼むなどお金を惜しみなく使い、会計では札束入りの財布を見せる。私もすごいと思ってしまいました」
相手の女性はキャバクラや風俗などで夜の仕事をしている場合もあれば、学生も。交際まで持ち込むと、相手の懐事情を踏まえた上で、
「一緒に旅行するお金を貯めよう」
「おそろいの服を買うお金を貯めよう」
などと持ちかけていた。
オレはゴムつけない派
「お互いに貯めようと月額を設定し、お金を預かるのは必ずリュウセイなんです。稼いでいる子は10万〜15万円、学生は1万円とか。“貯金がんばろう”と言って。とにかく口がうまく、男女の関係では“オレはゴムつけない派なんだよね”と避妊具はつけず、妊娠させた女性もいました。リュウセイは遊びまくって性病持ちでしたが、時期的に関係ないとみられる女性に“性病をうつされた”と言いがかりをつけ治療費として15万円を振り込ませていました」
容疑者の妻によると、A子さんとみられる女性の場合、いくら金を渡しても「タワマンに住みたいからもっと必要だよ」「新宿もいいよね」などと入居物件のレベルをつり上げられていったようだ。
A子さんとみられる女性が体調不良で「きょうはお腹が痛いから(売春に)行きたくない」と訴えても、「早く同棲したいんじゃないの?」と容疑者は許さなかったという。