2025年2月に建て替えのため休館する帝国劇場のクロージングラインナップが、1月16日に発表された。
「ミュージカル作品の上演は『レ・ミゼラブル』が最後です。その後、これまで出演してきたミュージカル俳優たちのスペシャルコンサートで、休館前ラストを締めくくります」(演劇ライター、以下同)
歴史ある作品や話題作が名を連ねる中、注目が集まったのは……。
「8月から上演される『モーツァルト!』ではないでしょうか。日本では2002年に初めて上演され、これまでに井上芳雄さんや山崎育三郎さんなど、名だたる顔ぶれが主役を演じてきました」
今回、主人公のモーツァルト役を演じるのは、2018年と2021年にも同役を演じた古川雄大と、初めて帝国劇場で“0番”に立つSixTONESの京本大我だ。
「“0番”とは、舞台上のセンターの立ち位置を示す言葉で、主演を務めることを“0番に立つ”と言うことも。京本さんの『モーツァルト!』主演が発表された際、ファンの祝福で《帝劇0番》というワードがSNSでトレンド入りしていました」
京本は30歳までに叶えたい夢の1つに《ミュージカル『モーツァルト!』に出演したい》(『MORE』2022年9月号)
と挙げており、見事に29歳で達成することとなった。
その活躍の場はミュージカルだけにとどまらず、
「6月には、単独初主演となる映画『言えない秘密』の全国公開も控えています」(スポーツ紙記者)
加えて、ドラマにも。
「4月クールのフジテレビ系火曜夜11時枠のドラマで、主演を務めることが内定しています」(テレビ局関係者)
京本の主演ドラマについて、制作を担当する関西テレビに問い合わせると、「先々の番組編成についてはお答えしておりません」 とのことだった。
「グループ辞めたい」を相談
俳優業が絶好調の京本だが、デビュー前には個人の仕事に葛藤していたこともあった。
「ミュージカルの稽古や本番があるために、グループとしてオファーがあった仕事を断らざるを得なくなってしまうことがあったんです。そのため、京本さんはグループに貢献できていないと悩み、メンバーの高地優吾さんに“グループを辞めたい”と、相談したこともあったんだとか」(アイドル誌編集者、以下同)
そんな悩みも、俳優業に邁進しながら乗り越えたという。
「ジェシーさんや森本慎太郎さんなど、京本さんの出演する舞台を見に来たメンバーから褒めてもらえるようになり、報われたと感じたそうです。今では、ほかのメンバーに舞台の仕事が入ると、みんな京本さんに相談しているそう。すっかり“演技リーダー”になっています」
毎年、グループのリーダーをじゃんけんで決めるSixTONESだけど、京本の“演技リーダー”の座は不動!?