「髪の毛は金髪とか茶髪で派手だけど、まじめに一生懸命やっていましたよ。前職は介護ヘルパーさんで、そのときの同僚や知り合った方が開業を応援しようと店にちょくちょく来てくれてたみたいです」(近所の女性)

 同年輩とみられる妻がいる。開店にあたっては夫婦で近所に挨拶回りし、少し離れた自宅からふたりして自転車で通うなど仲睦まじい様子だったという。テレビ番組の企画でタレント・西川ヘレンさんが来店したこともあった。リピーターを獲得する狙いか、開店当初は来店客への感謝や突っ込みをSNSにマメに綴っていた。しかし……。

岡容疑者は夜中までドンちゃん騒ぎのパリピ

「夜中まで、何人も集まってようドンちゃん騒ぎしとったわ。近所迷惑や。派手な若い客が多く、アルコールが入って店の外に飛び出して叫んだり。ケンカしないだけまだマシやったけど」(近所の男性)

岡容疑者は夜中までどんちゃん騒ぎする“パリピ”(SNSより)
岡容疑者は夜中までどんちゃん騒ぎする“パリピ”(SNSより)
【写真あり】「新聞に取り上げられたことも」将来有望だった嶋津被告のボクサー時代

 ノリがいいと言うよりも、笑いを欲しがるタイプなのだろう。例えば来店した知人女性の飲みっぷりについて、

《瓶ビール15本空け、泥酔の後、柿ピー両鼻の穴に詰め、外をヒールでダッシュ。見応えのある奴や》

 とSNSに投稿。

 カレーショップだというのに、

《楽しかったひととき!! この後3人とも下痢になった!! ジャスティン・ビーバー!! 本日の夜も、明日の昼も、明日の夜も遊びに来てくださいね〜!! ジャスティン・ビーバー!!》

 と不適切な言葉を交え、妙にテンションをあげる投稿もあった。

 近隣住民らによると、ここ最近は昼間のカレータイムをやめ、バー一本に絞って営業していたようだ。

 両容疑者は小・中学校時代の同級生。犯行当夜は複数の友人と酒を飲んだ後、ふたりで“シメのラーメン”を食べようとしたが、店が休みだったため“シメの牛丼”に変更したという。

 容疑者逮捕について吉野家は、

「捜査いただいた警察関係者へ御礼申し上げます。お客様へ不快・不安な思いをさせ、当社だけでなく外食全体の安全安心が問われる大きなニュースとなったことは誠に遺憾でした。今後このようなことが再び起きないことを切に願っています」と取材に回答。

 犯行から逮捕されるまで時間があったため、両容疑者から謝罪の申し出がなかったか尋ねると、

「当社や店舗へ両者から連絡は頂戴しておりません」(吉野家の担当者)

 とのことだった。

 前出の捜査関係者はこう話す。

「取り調べに対し、両容疑者とも素直に事実を述べている様子はみてとれる。犯行については“懲りとる”ように言っている」

 いい大人が何をしているのかーー。