俳優業だけじゃなく監督業にも挑戦

 多くの趣味や意外なキャラクターが明らかになると、役柄の幅も広がっていった。

「2022年、NetfliXドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』で、突如妊娠してしまった、広告代理店で働く男性を演じ、社会に蔓延る偏見や問題に切り込みました。同年公開の『シン・ウルトラマン』でも主演を務めるなど、映画でも活躍。

 2023年に公開された主演映画『零落』では、これまでの恋愛ドラマの経験を活かしつつも、進化した演技を披露していました。現在放送中のフジテレビ系ドラマ『君がこころをくれたから』にも出演しています」(映画コラムニスト、以下同)

 チャレンジを続ける俳優業と並行して、映画監督としての活動も順調のようだ。

「2018年、監督を務めた初めての長編作品『blank13』が公開されました。さらに斎藤さんは、『cinema bird』という、移動映画館のプロジェクトの発案者でもあります。“映画館で映画を見られない子どもたちのために”と、被災地である福島県で初開催。

 コロナ禍には、ソーシャルディスタンスに配慮したイベントを開催し、医療従事者の方を無料招待するなど、映画愛が強く、そして俳優でもある斎藤さんならではの活動も行っているようです」

 様々な活動に加えて、SNSでは自分の“変人さ”もアピール。努力の甲斐があって、“セクシー”だけのイメージからは完全に脱却した。

 外見だけでなく、キャラの“イメチェン”も成功させている斎藤の今後が楽しみだ!

2022年の『アカデミー賞授賞式』に出演した際の姿(斎藤工公式インスタグラムより)
2022年の『アカデミー賞授賞式』に出演した際の姿(斎藤工公式インスタグラムより)
【写真】斎藤工の衝撃の“眉なし”姿、正統派イケメンに激変した近影