都立高校へ進学するも、とある事件を起こして少年院に入ったため、高校は中退することに。退院すると、リサイクルショップなどで働いていたようだ。その後、世田谷区の建設会社へ就職。同社社長はリサイクルショップの社長からあることを頼まれて雇い入れたという。
「リサイクルショップの社長から“アイツには酒やギャンブルでこしらえた借金が40万円ほどあるので、返すためにも稼がせてやってもらえないか”と言われた」(建設会社社長、以下同)
仕事ぶりはというと、
「頭はキレるやつだから、仕事はちゃんとやればできていたよ。でもやっぱり遊びの方に夢中で、なかなか本腰を入れてやらなかったね。彼が連れてきた子分みたいな若い衆2人は、もう立派になっているけど、やつは2年ぐらいで辞めちゃったね」
“子分”の1人からカツアゲしていた
容疑者は“子分”の1人からカツアゲしていたようで、
「合わせて30から40万円ぐらぶんどっていたらしいよ。暴力を振るっていたかどうかは、知らないけどね」
建設会社を辞めた山口容疑者は再びリサイクルショップへ。だが、またしても職を辞して郵便局など職を転々とし、現在のラーメン店へ入社した。
11年前、母親と義父は離婚しているが、容疑者は義父との繋がりが深かったようだ。5年ほど前、義父の会社は倒産しているが、容疑者は会社を継ぐつもりだったとも。
「そんなことはないと思うけどね……。でも、本当にあいつのことは気にかけていて、月に一度は会いに行っていました。ラーメン店にも毎月、通っていて、先月にも行ったばかり。結婚して子どももいるし、店長にもなった。そんな事件を起こした素振りなんてしなかった……」(前出・元義理の父)
義父の無念とは裏腹に、事実であれば未成年の女性を深く傷つけた非道行為だ。
被害女性の家族には“強い思いがある”という。
「娘をこんな状態にまで追い込んだ容疑者には、しっかりと罪を償ってもらいたいと考えているようです」(前出・被害女性の友人)
性犯罪に巻き込まれた女性たちの多くは泣き寝入りしがちだが、“勇気を持って警察に駆け込んでほしい”とも話していたという。
被害女性の一刻も早い回復を願いたい。